<先生、謝って!>たいせつな友だちが傷つけられた!抗議したオレたち【後編まんが:友だちの気持ち】
前回からの続き。オレは小学4年生のリョウ。今日の道徳の時間にとんでもないことが起きた。担任のナガセ先生はクラス全員に友達の長所と短所を書かせた後、「短所代表」に友達のレンを選んで「悪い子」とまで言ったのだ。でもレンは悪いやつなんかじゃない! 周りの友達が困っているとすぐに駆けつけてくれる。レンは泣きそうな顔をなんとかこらえていたけれど……。大事な友達に何もしてあげられなくて悔しかった。そして家でオレから話を聞いたママは、その後レンのママと連絡を取り合っているようだった。
レンは大事な友達だ。いつも困ったときに助けてくれた。今回は、オレがレンを助けたい! 家まで迎えに行くとミナトも来ていた。歩いているうちに、ひとり、またひとりと友達が加わってきた。レンは「悪い子」なんかじゃない。先生には謝ってもらわなきゃ……。
先生、レンに謝るんじゃなかったのかよ。そう思ってレンの方を見ると、今にも泣き出しそうな顔で下を見ていた。ダメだ、今、謝ってもらわないと! するとそのとき委員長のカレンが声をあげた。それをきっかけに、クラスのみんなが一斉に声をあげはじめたんだ。
先生は気まずそうな顔をしていたが、きちんとレンに謝罪してくれた。レンもいつもどおりの明るい表情に戻った。先生はいつもオレたちに「人が嫌がるようなことはしちゃいけない」って言っている。それは先生だって同じだろう。レンが笑顔になって本当によかったと思う。
確かにレンには調子に乗ってふざけたり、ルールを破ったりするところもあったけれど……。短所があるのはオレもだし、レンにはそれ以上にいいところがいっぱいある。俺はレンとできればずっと友達でいたいし、レンからも友達でいようと思ってもらえる自分でありたいと思っている。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・今淵凛 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子