赤ちゃんは見ている!?スマホに興味があるんじゃなくて……
新生児、乳幼児がいて授乳回数が多い頃は、授乳クッションの上に赤ちゃんを寝かせつつママは座りっぱなし、なんて時間も多いですよね。寝かしつけてもすぐに起きてしまうから、なんとなく一晩中ベッドにいたり。
そんなときママの気晴らしになり、情報源でもあるスマホは重要なアイテムの一つです。
でも最初はただ寝ているだけの赤ちゃんが、だんだん動いたり周囲のものに興味を持つようになる頃には、おもちゃを与えても、なぜかママのスマホを触ろうとします。
スマホに興味があるの?
スマホの使い方もわからないのに一生懸命ママのスマホに近づいてくる赤ちゃん。「あーだめだめー!」と言って触らせないようにしますが、知らないうちに適当にタッチされて誰かに電話がかかっていたりすることも。意味不明な文字の羅列を打たれたり、あり得ないスタンプを押されたり。ありますよね。
スマホよりもずっと大好きなはずの”音の出るぬいぐるみ”や”アンパンマンのおもちゃ”があるのに、どうしてそんなに興味を持つのでしょう?
あ、そうだったのか!
あるとき、「そうだったのか!」と納得する情報に出会いました。
それは……赤ちゃんは、そのモノに興味があるのではなく、ママとそのモノとの関係を見ているらしいのです。
ママが大事にしているものは「大事なものなんだ」と感じる。つまりママがスマホをしょっちゅう触っていれば「あれは何だ!」と興味を持つことになる。
逆にママが嫌っているものは「嫌なものなんだ」と感じる。例えば動物が大好きなママがなんの警戒心もなく動物と触れ合う姿を見ている子どもは、動物が怖くて距離を置くママの子どもよりは、動物に恐怖心を抱きにくい、ということ。
ママの反応が、赤ちゃんの頭にもインプットされてしまうわけです。
小学生の今、ぐうの音も出ない状況
赤ちゃんではなくなった娘の前でスマホをよく使っていた私、最近は小学生の娘に子ども携帯や古いiPhoneを与えています。が、「やりすぎよ」「ここでやらない」など注意すると「ママとパパもやるときあるじゃん」と切り返されます。反省。
今赤ちゃんを育てている皆さん。急いで返信しなければならない場合やどうしても調べたいとき以外は、なるべく赤ちゃんが熟睡している間に見るよう意識するだけでも変わってきますよ。スマホって子育て中のママにとっては便利だけど、難しいツールですね。
文・編集部 イラスト・あい