<職場で仲良しごっこ!?>「逆らえない……」私はお局サマの言いなり【第4話まんが:先輩の気持ち】
前回からの続き。私は40代後半のヤスオカといいます。この部署にはずいぶんと長く勤めてきました。ここの実質的なボスは3つ上のトダさん。長く勤めあげている上にハッキリと物を言うため、上司ですらトダさんには頭が上がりません。私はトダさんと仲良くすることで良いポジションを保ってきました。しかしときにはつらいと思ってしまうことも。ハヤシスミレさんがこの部署に来たとき、正直なところなんだか救われたような気持ちになったのですが、そんな日々も長くは続きませんでした……。
幸か不幸か同じ女性である私は、どうやらトダさんに気に入られている様子。元々同性への仲間意識が強かったことに加え、何でも同調してくれるため、きっと私はトダさんを気分よくさせるのに十分な存在だったのでしょう。それをよく理解している私は、毎日欠かさず一緒に出社し、ランチにも必ず行くようにしました。
トダさんはハヤシさんにフレンドリーに話しかけます。「若いから下の名前の方がいいかも」というトダさんの提案で、ハヤシさんのことは「スミレちゃん」と呼ぶことになりました。
しかしハヤシさんは、私たちがランチやゴミ捨てに誘っても、なんだかキョトンとしています。あまり集団行動には慣れていないのでしょうか。私はハヤシさんがトダさんの気分を害しやしないかと内心ハラハラしていました。
それからトダさんの無視が始まりました。私はハヤシさんに対して特に何も思っていなかったのですが、トダさんの気分を損ねるわけにはいきません。業務上の質問をされても聞こえないふりを貫きました。そんなある日……。
そして上司は相談されたのに真摯に向き合わなかったことについて、アレコレと質問をされました。最終的には「何かしらの処分があるかもしれない」と言われ、私たちはようやく自分たちのしてきたこと、幼さを自覚することになったのでした。
育休後に新しく異動してきたハヤシさん。新しい部署でまだ仕事に慣れていない彼女に対し、トダさんに言われるがまま無理やり距離を詰めてしまいました。
しかも私たちの意にそぐわない行動を一度したからといって、無視まで……。まるで子どものような態度をとってしまった自分のことが、今となっては恥ずかしくてたまりません。
しかしそんなことを思ってももう、あとの祭り。今は自分の行動を悔いながら、改めるところは改めて頑張っていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・春野さくら 編集・塚田萌