芝滑りのための”ダンボール ソリ”の作り方 ゼロ円アウトドアで1日中楽しめる
子どもの長期休暇の度に、頭を悩ませます。
せっかくの親子で過ごせる日なら、普段できないことをさせてあげたい!
旅行にテーマパークに実家への帰省。
でも休暇の度に出費がかさむのは正直しんどい。
そこで、今回はゼロ円(交通費は別、ですが。)で子どもがこれでもかというほど夢中になる屋外遊びをご紹介いたします。
段ボール一つ用意するだけで、子どもなら一日中遊べます
知っている人は知っている。段ボール一つでできる屋外遊びとは「芝滑り」です。
ただ単純に段ボールに乗って、公園などの芝生の斜面を滑り下りるだけの単純な遊びですが、単純な遊びゆえに子ども達は時間を忘れてきゃあきゃあ言って喜びます。
子どもは楽しくないことは続けられません。長時間遊べるのは、楽しいからです。
「どうやったらより滑るのか」自然の中で身体を使って考えながら遊ぶので、飽きることなく遊び続けますし、創造力を養うこともできます。
安い・楽しい・脳に良い!芝滑りをするにあたっての方法と注意点
<用意する物>
基本、段ボールのみ。ですが、(厚手の段ボールのほうが滑りやすいです)より滑るように自分たちで工夫して段ボールを加工できるように、以下のものも用意しましょう。
・カッターナイフ(小さいお子さんと使うときは気を付けましょう)
・ビニール紐(荷造り用のテープ状のものより、断面が〇のほうが持ちやすいです)
・ガムテープ
・ビニール袋
<作り方>
分解した段ボールが基本です。できれば現地で、まずはノーマルの段ボールで滑ってみてからオプションを追加していくほうが良いと思います。そのほうが自分達で工夫して遊ぶ楽しみを味わえるからです。パパやママとワイワイ言いながら作るのも楽しいかもしれません。
・段ボールの端を折り曲げて紐を通し結んで、折り曲げた端をガムテープで留めれば持ち手ができます。段ボールに穴を開けて紐を通す方法もあります。
紐が長すぎると重心が定まらないので体を支ええづらく、不安定になります。逆に短すぎるとスピードの調整が難しく、操縦がしにくくなります。
お子さんと工夫しながら紐の長さを調整してください。
・段ボールの底(地面に接する部分)にビニール袋を敷き、ガムテープでしっかりと貼り付ければ地面との抵抗が少なくなるので滑りやすくなります。
ろうそくのロウを塗るというやり方もありましたが、あまりに滑りすぎるので注意が必要とのことです。
・小さなお子さんなら、分解前の段ボールの上部に穴を開け紐を通したものに入れて引っ張ってあげるだけで大喜びです。その際はスピードが出すぎないように平らな芝の上か傾斜の緩い場所ですれば安心ですね。
<服装>
・地面や段ボールや紐との摩擦で火傷をしないように、長袖長ズボンなど肌の露出が少ない服装でされることをお勧めします。軍手や手袋、帽子やヘルメットなどがあればなお安全です。
<場所>
・公園でするなら、周囲に人はいないか。石などの危険なものが落ちていないかを確認してから行いましょう。場所によっては「芝滑り禁止」のところもありますので、ご注意ください。
・ネットで検索すれば、芝滑りができる専門スポットもあります。施設によって天然芝か人工芝か。有料か無料か。ソリのレンタルはあるけど持ち込みが不可だったり、年齢制限もあったりします。専門スポットでする場合は、その施設の確認をしてから行けば、行ってから「思ったのと違う」というガッカリ感からは解放されるでしょう。
<使い終わったら>
・家に持ち帰って更にカスタマイズするもよし。一日中使ってもう使用が難しい状態になってしまったなら、自治体の分別方法に従ってリサイクルゴミに出すもよし。いずれにしても、「物は大切に」長く使うことを覚えたり、「エコ・リサイクル」自然との共存について考えたり、遊び終わっても子どもと勉強できることがいっぱいの芝滑り。子どもがお休みの日に何をするか迷ったら、一度チャレンジしてみるのもいいかもしれませんよ。
子どもの創造力は無限大です。
近頃我が家の3歳の娘がよく言います。
「〇〇(娘)なぁ、おねえさんになったら、ジブリーランドで”ひやいんしゅじゅめ”になうねん」
……ジブリーランド?……ひやいんしゅじゅめ??……
どうやら、お姉さんになったらディズニーランドで白雪姫になりたい、と言っているようです。
家族のワンデイパスだけで我が家の一か月の食費の半分以上を費やすようなまさに夢の国になど憧れを抱かぬよう、避けて通ってきたあのテーマパークの存在を知ってしまった娘。保育園のディズニーラブなお友達の影響のようです。いや、いずれ知ることになるのでしょうが…。
まだその夢の国の実態を把握していない娘には、芝滑りで行く公園は今のところ最高のテーマパークです。
子どもの頃の自分を思い返せば、案外思い出に残っているのは遊園地やイベントよりも、家の庭でままごとや虫取とりをしていた記憶のほうが鮮明だったりします。
娘にとっても大事な思い出は、何気ない日常にあって欲しいなと思う、大型連休前の愚親でした。
文・桃山順子
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