「怖いもの」に興味を持つ子ども。ママたちの心配事とは
みなさんのお子さんはどんなものに興味を持っていますか? 男の子なら、車、電車、虫、戦隊もの、恐竜。女の子なら、プリンセス、スイーツ、アイドル。もちろん男の子が可愛い物好きだったり、女の子が虫大好きだったりする場合もあるでしょう。
しかしときに、ママが驚くようなものに子どもが興味を持つことがあります。
今まで興味を持っていなかったのに、「幽霊」「◯×殺人事件」「呪い」「ミステリーもの」「妖怪」「人体図鑑」など、おそろしい表紙の絵本に子どもが惹かれていくときがあることも。
親として「うちの子、大丈夫?」と思った経験はありませんか?
ほのぼのした幼児時代を過ぎ、小学生になる頃やってくる場合もある「怖い世界への興味」。もしかしたらお子さんを数人育てているベテランママさんなら、「そんなの、一時のこと」とおおらかに見守れるのかもしれません。しかし第1子や1人っ子、それも昨日まで「プリンセス〜」とキラキラ目を輝かせていたような子が、本屋で「幽霊」「呪い」といったタイトルの本が並ぶコーナーに立ち寄るようになれば、一度はドキッとしてしまいますよね。
好奇心の強いお子さんほど「そんな本を読むのやめときなさい」と言われれば言われるほど見たくなる。怖いとわかっているのに近づきたくなる。そんな傾向があるようです。けれども想像力も好奇心も探究心も、良い方向にばかり作用するとは限りません。光と闇は一体と言われますが、美しい物や楽しい事への興味と同じくらいの強さで、その反対のものに魅かれても不思議はないのです。
「怖いもの好きの子ども」でも立派な大人に成長します
『私も小さい頃 怖いものグロいもの大好きだった 。でも大人になるにつれ興味薄れていった 。今はテレビでやる怖い話やほん怖があれば喜んで見るレベル』
『私がそうだよー。
何歳からとかはっきり覚えてないけど低学年のときすでにホラー好きだった。今も好き。てか、今ではほとんどのホラーが全く怖くなくてつまらん!
』
自身が怖いもの好きの子どもだったというママからのコメントが寄せられました。親としては、教育に悪いかもというイメージから「そんなものに近づくのはやめなさい」と言ってしまいがちです。しかし幼少期、怖いもの好きな子どもで過ごしたママたちも、いまや結婚して立派に子育てをしています。それほど神経質にならなくてもいいのかもしれませんね。どうしても気になる場合は、いろんな世界に触れさせるべく、他に興味を持ちそうな方向に導くのもいいかもしれませんね。
大事なことはバランス。これを肝に銘じて、子どもの成長を見守り、手助けできたらいいですね。
文・編集部 イラスト・めい