結婚生活で大切なのは、夫婦で好きなものが合うこと?嫌いなものが合うこと?<ママのリアル調査>
皆さんが考える「結婚生活を維持していくうえで大切なこと」とは何でしょうか。相手を思いやる気持ち、価値観の一致、お子さんのいる家庭では教育方針も大切な要素かもしれませんね。そこで今回ママスタセレクトでは夫婦の価値観を焦点に「好きと嫌い、どちらの価値観が合うほうが結婚生活で大切だと思いますか?」というアンケートを実施しました。回答には「好きなものが合う(嫌いなものは違ってもいい)」「嫌いなものが合う(好きなものは違ってもいい)」「その他」の3つを設定。500人の人たちが本音を聞かせてくれました。
結婚生活では「嫌いなものが合うほうが大切」が過半数の結果に
もっとも多かった回答は「嫌いなものが合う」と答えた54.6%のママたち。好きなものよりも嫌いなものの一致が重要だと考える人が多いようです。
『好きはそれぞれに楽しめばいい。でも嫌いなことは目につきやすい』
『嫌いなものが違うとお互いストレスが溜まるから』
「嫌いなことを我慢するほうがストレスになるから」など嫌いなことが違うと心理的な負担が大きいと考える人は少なくないようです。
『好きなものは違っても受け入れられるけど、嫌いなものは譲れないことが大きい』
たしかに相手の好きものは「それが好きなのね」と冷静に受け止められそうですが、自分が嫌いなことに対して相手が理解がないと力が入ってしまうのかもしれません。
「好きなものが合う」ほうがいいは4割弱に
一方で嫌いなものは違っても「好きなものが合うほうがいい」と考えるママは36%となりました。
『好きは幸せを増やすから。嫌いが同じより好きが増えた方が幸せ』
たしかに、一理ありそうですね。
『好きなものって気分が上がるから、楽しめるものが一緒のほうがいい』
『好きなことを一緒に楽しめるので』
夫婦で共通の趣味をもっていたり、同じスポーツチームを応援するというご家庭もあります。たしかに夫婦や家族で一緒に「推し活」ができたら、ひとりでの「推し活」よりもずっとずっと楽しくなりそうです。
『ご飯やデートに行く場所が決めやすい。喧嘩にならない』
という声もありました。行きたい場所や食べたいものが似ていれば、出かける目的や行き先もはっきりしていて、予定が立てやすいでしょうね。
金銭感覚の一致は重要
「嫌いなものの一致」「好きなものの一致」のどちらも選ばず「その他」を選んだママは9.4%いました。
『金銭感覚と潔癖度』
『金銭感覚が同じでないと、長く一緒には生活はできない』
「ひとつのものにかけられるお金や優先度が大事」との声もありました。金銭感覚の一致を挙げた人が多かったのは、家計を任されることの多いママにとっては、切実な問題だからかもしれません。なかでもお子さんの教育費に関しては、習いごとや進学先にどのくらいお金をかけるのかなど、夫婦の金銭感覚が違うと揉めごとも増えそうです。
夫婦の数だけ夫婦のかたちがある
アンケートに回答してくれたママたちは、おそらく一度は結婚を経験した人たちでしょう。その結婚が継続しているかどうかは別として、そのママたちが考える「結婚生活において大事なこと」はどれも説得力がありますね。
『うちの夫婦は好きなものも嫌いなものもバラバラだけど、いつもお互いを尊重している』
『好き嫌いともに共通点はないから、お互いの好き嫌いを否定しないことにしている』
好き嫌いの違いがあっても、お互いの価値観を否定しないこと。それが結婚生活を円滑に続ける秘訣だと考える人も少なくないようです。
夫婦とはいえ、人と人とのつきあいのなかでは価値観の違いは避けられないものです。どのように折り合いをつけていくのかはそれぞれの夫婦にしかわからないことでしょう。
『旦那とは何も合わないけど10年間、大きな喧嘩もなく仲良く過ごしています』
という夫婦もいます。夫婦の数だけ夫婦のかたちがあってもいいのではないでしょうか。
総回答数:500票
調査方法:インターネット
調査月:2024年3月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・Ponko