<イヤ~な義父に恩返し?>「二度とウチの敷居をまたぐなッ!」義実家を出禁になった私【前編まんが】
私(アイ)は現在、夫のタカシと2人暮らし。息子のナオキは大学2年生でひとり暮らしをしています。私は義父が大の苦手で、義実家へはほとんど顔を出すことがありませんでした。自分の考えを押し付けてくる頑固で口が悪い義父との折り合いが悪いのです。私と義父が会うと口論になってしまうため、義母だけがわが家に遊びにきたり、夫が息子を連れて義実家に遊びに行ったりしてつながりを持っていたのでした。しかし義母が亡くなってしまい、事態は急変するのです。
誰にでも優しかった義母の他界は、私たち家族にとって辛いできごとでした。そして私はまだ結婚して間もない頃のことを思い出します。義実家を訪れたとき、私に向かって義父がしきりに「ん」と繰り返していました。湯呑をアゴで指していたのです。
その日は義母の顔を立て、それ以上何も言い返しませんでした。しかし私は義父のことが本当に許せなかったのです。別の日には食事中、私に向かって「オイ!」と指図した義父。食卓にある醤油を私に取らせたかったようですが……。
はじめて義父の態度に接したとき、「こんな人がいるんだ」と衝撃を受けました。私は昔から曲がったことがあまり好きではなかったため、義父と顔を合わせるたびに幾度となくぶつかってきたのです。そういう意味では、もしかしたら義父と私は似た者同士なのかもしれません。
ずっと義父と会わずにいた私ですが、優しい義母とは良好な関係を築けていたと思っています。しかし義母が亡くなってしまい、あの頑固で口の悪い義父だけが残されてしまったのです。まさか老後は私たちをあてにしているとか、ないよね……? そんな一抹の不安が私に押し寄せてきたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子