<義母「男はダメよ」>嫁と医者がよからぬ仲に?「冗談でしょ」救世主、ついに登場!【第4話まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。私はユイ。夫ナオヒコと義母の3人暮らしです。この度第一子を妊娠したのですが、義母が「健診や分娩は女医じゃなくちゃダメ!」と厳しく言ってきます。わが家の近所には産婦人科が数件あります。しかし、どこも義母の許可が出ません。そのうち義母は、自分の女友達が開業している産婦人科で出産しろと言ってきます。しかしその産婦人科までは、高速を含め2時間かかります。さすがに私も夫も反対しますが、義母は頑なに言うことを聞こうとしません。
ハルコさんの病院に行く前に、近くに住む義母の姉フミエおばさんの家に寄っていくことになりました。「あらー、久しぶり! どうしたの急に。上がって上がって!」フミエさんとは日頃はそこまで交流はありませんが、明るくハッキリした人で、私は好感を持っています。
フミエおばさんは、「え? この人、本気で言ってる? 冗談じゃなくて?」という視線を私たちに送ってきます。私と夫は恥ずかしいやら情けないやらで、「ダメなんです……何を言っても聞かなくて」といった表情でうなだれたり、首を振ったり。フミエおばさんは激しく落胆しながらため息をつきます。
「うちの娘だって妊娠前はめちゃくちゃ健康だったわよ! でも何が起こるかわからないのが妊娠出産よ? だから無理にこんな遠いところまで連れてこないで、何かあったときにすぐ見てもらえるようなところで準備を整えるべきなの!」フミエさんの言葉はパンチが効いています。さすがあの義母のお姉さんなだけあるな、と思いました。
あの義母が、完全に黙り込みました。さすが実のお姉さんです。
フミエおばさんも口が達者、しゃべり出すと止まらないところは義母にそっくりです。でもフミエおばさんは、発言内容すべてにしっかりと芯があり、考え方も極めて常識的です。
私や夫が義母に対してずっと言いたかったこと、でも聞く耳をもってもらえなかったことをすべてぶつけてくれました。
あまりの爽快さに、思わず心の中で拍手をしています。きっと夫も同じ気持ちだったに違いありません。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・よしはな 編集・塚田萌