<奨学金は毒親?>ウザッ!将来が想像できなかった俺に訪れた「変化」【第4話まんが:息子の気持ち】
前回からの続き。俺(アオイ)は高校3年生になったばかり。仲のいい友達に恵まれて、楽しい高校生活を送ってきた。友達は就職するヤツや専門学校に行くヤツ、指定校推薦を狙って定期テストを頑張っているヤツなどいろいろ。俺は将来のことなんてまだ実感が湧かない。だからとりあえずどこでもいいから大学生になって、将来のことはそれから考えればいいだろうと思っていた。それなのに父さんも母さんも大学に入るための努力をしろと言い出したのだ。
正直大学に行ってまで勉強なんてしたくないと思っていた。就職のイメージもまだわかない。けれどさすがにフリーターと書くと親や先生に怒られそうだ。だからとりあえず学校で受けた模試の偏差値から受かりそうな大学を記入したのだ。
「なりたい職業や学びたい学部が明確にある生徒ばっかりじゃないからな」進路相談をしてみると、意外にも先生は俺の気持ちをそのまま受け止めてくれた。親身に相談にのってもらい、俺は大学を目指すことを真剣に考えはじめたのだった。
両親から返ってきた言葉に、最初は納得できなかった。けれど今となっては条件を突きつけてもらって良かったのかもしれないなと、あらためて感じている。将来を自分ごととして考えられていなかった俺だけど、両親にガツンと言われてはじめて真剣に考えるようになったのだ。
先生も進路をどう決めていったらいいのか、親身に相談に乗ってくれた。その結果、自分が今やるべきことが見えてきて、少しずつ動きはじめている。結果がどう出るかは分からないけど、ろくに考えもしないでなんとなく大学に進学するよりは絶対にいいはずだ。今努力していることは今後の自分の人生にもきっと活きるだろう。両親も応援してくれているし、自分ができることを精一杯に頑張っていきたいと思う。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子