<キモい義姉!ヤバい義母!>ついに私の天下「NO帰省は許さない!」【第5話まんが:義母の気持ち】
前回からの続き。私は60代の主婦です。夫は昨年末に亡くなり現在は1人暮らし。長男(リュウジ、30代)は妻(ミオ、30代)と2歳の息子との3人暮らしです。次男(ヒロアキ)は妻(トモコ、30代)と暮らしていて、年末に1歳を迎える息子(トウマ)がいます。私は「夫がいなくなっても息子たちが近くにいれば幸せ」そう思っていたのに、ミオさんがヒロアキを誘うという不倫未遂事件が起きてしまいます。なんとかミオさんからトモコさんに謝罪を入れさせましたが、煩わしいことはもうこりごりです。
年末年始が近づきます。
長男と次男がそれぞれ結婚してから、大晦日と元旦は3家族で過ごすのがここ数年の恒例です。夫が亡くなり寂しかったので、今年の年末年始はいつになく楽しみにしていました。
今年はヒロアキ家族は年末年始にうちに来ないと聞いて「ああ、ミオさんとのことが尾を引いているのね」とすぐに分かりました。
ショックでした。年末年始はうちに集まるのが恒例だったのに……。トモコさんは「お義父さんがいないなら帰らなくてもいいや」とでも思ったのでしょうか。
ミオさんとの一件から、意気消沈ぎみなヒロアキに何を言っても事態は変わりそうにありません。
ヒロアキと話していてもらちが明かないので、トモコさんにも電話してみることにしました。やはり、今年はもう自分の実家に帰るとのことで準備を進めてしまっているそうです。やばい……! このままでは年末年始の恒例となっている息子たち家族の帰省がなくなってしまう? 私はとても焦りました。
あれから何度もトモコさんともやりとりしましたが、トモコさんも頑固でなかなか首を縦に振りません。自分の実家に帰るの一点張りです。
でも実は夫のいない年末年始を楽しみにしていた自分もいます。うちは本家で、若い頃は義母や義姉にずいぶん嫌味なことをされたり言われたりしたものです。夫は私の味方である一方、義母や義姉を立ててやってくれというスタンスでした。
夫が亡くなった今、義家族に気を遣う必要もなく、ついに私の天下なのです。
トモコさんが被害者なのはわかります。にしても少し頑なすぎるとも思うのです。起きたことはどうしようもないし、ミオさんは謝罪してヒロアキは反省しています。ヒロアキ夫婦は、関係を前向きに再構築するとも聞きました。今回の不倫未遂を原因に、年末年始の恒例である帰省を取りやめるだなんて、悲しすぎます。
ただリュウジにだけは不倫未遂事件のことはバレないように徹底しないといけないし、トモコさんにも気を遣わないといけないし……。どうして私ばかりが苦労しなければならないのでしょうか。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・crono 編集・石井弥沙