<幼稚な義姉「子ナシは嫌!」>弟夫婦にも子どもが!追い詰められた私【第3話まんが:義姉の気持ち】
前回からの続き。私はミドリ。夫のトモヒロと10年前に結婚しました。私たち夫婦は当たり前のように赤ちゃんを望んでいましたが、何年経っても授かることができませんでした。不妊治療も思うようにうまくいかず、ケンカが増えて夫婦仲に亀裂が入りはじめます。トモヒロは「2人きりの人生もいいじゃない」と言ってくれますが、私はどうしても納得できません。そんなとき弟のダイチからメッセージが届き、私はショッキングな事実を知らされることになったのです。
ダイチからの幸せいっぱいのメッセージは、私を絶望の底に叩き落とすには充分でした。私は部屋にこもると声をあげて泣きました。
「なんで最近結婚したばっかりのダイチの方が先に子どもが生まれるのよ!」私の心のなかは嫉妬ややるせなさ、怒りでぐちゃぐちゃになりました。「ミドリ! どうしたの?」いつの間にかトモヒロが帰ってきて、私の部屋のドアをノックしています。しかしドアを開ける気にもなれません。私は応えることもせず、そのまま泣きじゃくりました。翌日、私はトモヒロに宣言しました。「私、仕事を辞めようと思うの」
説得しようとするトモヒロを振り切って、私はすぐに退職の手続きをしました。しかし仕事を辞めたからといって授かるわけでもなく、私の心は少しずつ荒んでいきます。実家に行くとときどき姪っ子のユメカちゃんに会うこともありました。そのたびに私は、「この子がうちに来てくれたらよかったのに」と願ってしまうのでした。
ダイチたちが「うちは経済的にひとりっ子かな」と話しているのを聞き、「なんて贅沢な悩みなの」と心を乱されてしまうことも。ストレスを感じてしまうので実家へ行くのはやめました。母に相談できる機会が少なくなると私はだんだんと追い込まれていき、トモヒロに当たり散らす日も増えました。そして私にとっては運命の日がやってきました。
「俺たち2人でいればいいじゃん。それで充分幸せじゃないか」私はなぜか、トモヒロのこの言葉に大きく反発してしまったのです。「じゃあ今からでも違う人生を選べば?」
いつもとは声の調子が違うトモヒロに、私は思わずハッとします。「しまった」と思いましたが、もはや後の祭り。トモヒロの心は完全に私から離れてしまったのです。焦りとイライラを募らせていた私は仕事を辞めて不妊治療を最優先に考えるまでになっていました。しかし思いどおりの結果が得られず、いつしかパートナーであるトモヒロに当たり散らすのが当たり前になっていました。そして私がついに言ってはいけない言葉を口にしてしまったことで、私たちの夫婦生活は幕を下ろすことになったのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子