<「金目当て!」義母から非難>「もともと赤の他人」修復は不可能!?【第7話まんが:義母の気持ち】
前回からの続き。私は2人の息子を育てあげ、今は夫と暮らしています。次男のレイジはわが家から車で30分ほどの場所で、お嫁さん(スズカ)と2人の孫と暮らしています。スズちゃんはこれまで私たちの生活をよく気にかけて、人手が必要なところは積極的に手伝ってくれていました。しかし最近、スズちゃんがわが家に来なくなってしまったのです。思いあたる理由は、長男のカズマが結婚して同居がはじまり、金銭的に余裕がなくなってしまった私たちがスズちゃんたちに贈り物をしなくなったこと。なにもこんなにあからさまな態度をとらなくても……。私は悲しくなってしまい「結局お金目当てだったのね」そう言ってやったのです。しかし週末にひとりで訪ねてきたレイジからスズちゃんの優しい本心を聞かされ、私は後悔してもしきれません。
「スズカは……しばらく距離をとりたいって言っていたよ。もうこの家は自分が頻繁に顔を出すべき家じゃないって」レイジに言われて愕然とします。そして同居している長男のカズマも言いました。「あとさ、俺たちの今後のことなんだけれど……。いい機会だから、ちょっと母さんに確認しておきたくて」
「期待なんて……」「スズカさんは面倒見がいいタイプだから、いろいろ気を利かせて助けてくれただろうけれど、俺やミヤビには期待しないでほしい」
スズちゃんに謝罪の旨は伝えてもらうようにお願いしましたが、許してくれるかは分かりません。一方的な勘違いで不用意に発してしまった言葉は、大切なお嫁さんを深く傷つけてしまいました。後悔してももう遅いのですが……。
ミヤビさんに声をかけられたレイジは、こう答えていました。「スズカは別に気にしていなかったよ? むしろミヤビさんの気持ちに気が付いてあげられなかった自分を悔いていたよ。そういう人なんだ」
今までスズちゃんがたくさん手伝ってくれたことを想うと、申し訳なくて涙が出てきました。「モノをくれるから」という理由だけで手伝ってくれるような、そんな子ではなかったのに……。私はどうしてあんなことを言ってしまったのか。もういくら訂正したとしても、謝罪を繰り返したとしても、私とスズちゃんが以前のような関係に戻ることはないでしょう。私たちは元々赤の他人なのですから「仲直り」は容易ではないのです。取り返しがつかなくなってしまうこともあるという学びを生かし、長男夫婦のことは頼りすぎず自立して生活をしていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子