<ヘルプは……実母?夫?>家族なのに本音が言えず……「ぶつかりながら家族になる」?【中編まんが】
前回からの続き。私はノゾミ(26歳)。初めての子・カナタを出産して2ヶ月です。里帰りも終わり、ようやく夫・ヒロアキ(26歳)との3人の生活がスタートしました。ヒロアキは帰りこそ遅いですが、育児も家事もとても協力的で、がんばって父親をやっています。しかし初めての育児なので、私はいつもキャパオーバー気味です。昼間の時間は、母の手を借りながら慌ただしく過ごしています。でもヒロアキは、私が実家の母を頼ってばかりであることが気に入らなかったようで……。大きなケンカになってしまいました。
母は「だけどノゾミ。お母さんもあなたが心配だからって少し手を貸しすぎたかもね。ヒロアキさんの言う通り、あなたたちは新しく家族を作ったんだもの。ヒロアキさんがイヤな気持ちになるのもわかる気がするわ」と少し反省しているような様子でした。
母は「お母さんはいつもあなたの味方よ。家族っていうのはね、何度もぶつかり合って家族になっていくの」と優しく伝えてくれました。さらに「ノゾミもまだ家族をスタートさせたばかりだもの。最初はぶつかると思うわ。大事なのは本音を言うことよ」と、私の気持ちをなだめるような口調で言いました。
産院で、ヒロアキは「これからは3人で家族なんだな……!」と涙ながらに言ってくれました。私も同じ気持ちで「うん! みんなでがんばろう!」と伝えていました。
私は正直ヒロアキに気をつかっていました。産後、子育て経験者のお母さんといる方が楽でした。ヒロアキは私の家族なのに、母や実家にばかり頼っていたことを反省しました。
私は家族のために一生懸命働いてくれるヒロアキの足を引っ張ってはいけないと、育児に対する不安や孤独などの本音をヒロアキではなく母に話していました。
ヒロアキに対する不満を母に話して、てっきり慰めてもらえるかと思っていたのですが、まさか母もヒロアキの側に立つとは思ってもみませんでした。母の言葉を受けて私は今一度よく考えてみました。カナタが産まれたとき、私たちは家族なんだと実感していました。なのにいつしか家族なのに本音を言えないで気を使うようになっていた自分に気がつきました。私は私の家族を作っていくため、ヒロアキに本音を話すことを決めました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ふみまる 作画・高橋ビッキー 編集・横内みか