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<亡き夫の裏切り……>「結局、私は他人」「みじめになる」ならば……義両親との別れ【第9話まんが】

前回からの続き。私(ハルカ)は夫のマサシと5歳のアン、2歳のシュンとの4人家族で暮らしていました。夫が持病の悪化でこの世を去ると、葬儀に「夫の不倫相手」だという永野エミコが現れます。憔悴しきっていた私に代わり、兄や義両親が不倫相手と交渉しカタを付けてくれたのでした。しかし5年後、私は見てしまうのです。義両親が笑顔で永野エミコを受け入れていたところを。そしてその脇にはマサシの子ども、マサキくんがいました。再び失意のどん底に落とされてしまった私。数日後、兄とともに義実家を訪れると、義両親は観念したように今までの経緯を語りはじめたのです……。
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「本当に……本当に申し訳なかった……」深々と頭を下げる義両親を、兄が問い詰めます。「謝って済む問題じゃないでしょう。あなたたち、見ていましたよね? 妹が、どんなにマサシくんの不倫で苦しんできたかって……」
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「も……もう、会わないから……! マサキくんにも、永野さんにも……もう会わないから、だから……」懇願するような義母の言葉に、私はこう返しました。「……もういいです」

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「本当の娘って言ってもらえたことが嬉しくて。マサシの不倫が分かっても、ずっと私の味方でいてくれて……。それだけで充分だったはずなのに、どこかで『もっと』って欲が出ちゃったんだと思います」「当たり前でしょ!! ハルカちゃんは、マサシのお嫁さんだし私たちの娘……」「娘じゃ……ありません……。結局は……他人なんですよ……」

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「あなたたちはハルカの気持ちよりも、マサシくんの面影をとったんでしょう。今までハルカのことを支えてくださって、本当に感謝しています。でも、あなたたちはマサシくんに裏切られたハルカを、もう一度裏切った。それは紛れもない事実なんですよ」
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「マサキくんとの今後について、私にとやかくいう権利はありません。ただ……これ以上お義母さんたちと一緒にいると、自分がもっとみじめになっていく気がするんです……。タイミングを見て、この街から引っ越します」「そんな……」「ただ……子どもたちとは……これまで通りに接してもらえますでしょうか。マサキくんのことも……相手の女性のことも……本気で隠しとおしてください」

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義両親は必死に頭を下げていました。「私のことを考えなかったわけではない」「マサキくんとはもう会わない」と……。けれどその言葉はもう私の心には響きませんでした。いかなる理由があろうとも、不倫をしていた相手を受け入れた事実に変わりはありません。別に義両親が永野エミコ親子を受け入れることは自由だと思います。ただそうなった以上、私はそばにいることはできません。たくさんお世話になった義両親だけれど、これでもうお別れです。気持ちの上だけではなく……役所に「姻族関係終了届」を出したことで、私と義両親との関係はなくなったのでした。

【第10話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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