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塾に習いごと、部活動……7割のママが「お金がかかりすぎ!」

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お子さんに、何か習いごとはさせていますか? 幼児のころに多いのは水泳や体操などのスポーツ系、リトミックやピアノも人気ですよね。が、これが小学校高学年になれば学習塾に通う子たちが激増。自分がママになる前は、お金がこれほどかかるとは想像もできなかったのではないでしょうか?

先日ベネッセ教育総合研究所により発表された「学校外教育活動に関する調査2017」。およそ7割もの家庭が、習いごとや塾に「お金がかかりすぎている」と感じていることが明らかになりました。

「子どもの将来を考えると、塾などに通わせないと不安」が6割

調査は2017年3月、3歳から18歳(高校3年生)までの子どもを持つ母親16,170名を対象にして行われたもの。習いごとや部活動などの学校外教育活動の実態や、費用について聞いています。同じ調査は2009年、2013年にも行われていて、この8年間の変化を比べることができます。

1.教育費の支出についての意識

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※数値は「とてもそう」+「まあそう」の合計

この4年で意識はそう大きく変わらず、相変わらず負担感が重いことがわかります。「無駄をなくす努力」はしているものの、我が子にとって何が無駄or無駄ではないのか? 見極めも難しいところです。

2.学校教育外活動費の合計平均値(月額)

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※スポーツ活動・芸術活動・教育学習活動・家庭学習活動費用の合計。活動をしていない場合は0円として平均値を計算

幼児から中学生にかけて増えていく金額は、中学3年生が25,900円(月額)とピークに。その比率は、平均世帯収入の5%ほど。きょうだいがいる家庭ならさらにずっしりと大きな負担がかかりますね。中高生を持つ世帯での、収入の伸び悩みも背景にあるかもしれません。

それ以降に金額が減るのは習いごとの数を減らしたり、より安価な活動に替えるなどの工夫があるようです。

3.教育に対する意識

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※数値は「とてもそう思う」+「まあそう思う」の合計(%)。増減は2009年から2017年の変化

全体的に見ても「より高い学歴を身につけてほしい」と思う親が増えています。習いごとや塾に通わせるのは、その願いの表れといえそうです。

家庭ごとの価値観が反映。世帯収入や住環境による格差も

いくら子どもが「やりたい」「行きたい」と希望したとしても、経済的な余裕がなければそれもかないませんよね。また、たとえばまわりに塾通いの子がいなければ「うちも行かせようかな」という気持ちになりにくいなど、住んでいる環境によっても意識は変わってきます。
1ヶ月あたりの学校外教育活動の費用を世帯収入別、住んでいる場所の規模ごとにみてみましょう。

●世帯年収別

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「400万円未満」の世帯と「800万円以上」の世帯を比べると、子どもひとりにかける活動費は3倍以上! 経済的に余裕のある家庭の子ほど、あれこれたくさんの体験をしているのがわかります。
今や6〜7人にひとりとされる”貧困家庭”の子どもほど、学力が低いという各種の調査結果もあります。少しずつ無料塾や助成制度なども広まりつつありますが、まだまだ足りてないのが実情のようです。

●自治体規模別

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都市部ほどやはり支出額が大きく、5万人未満の自治体と比べるとその差は2倍近く。「まわりが誰も行かないので発想がない」ということや、「行きたくても近くにその受け皿がない」ということがいえそうです。
とはいえそのぶん自然に恵まれている環境であれば、大きな都市では難しい豊かな体験をしている子もいるでしょう。

いろんな技術を身につけたり、体験をしてほしい。習いごとは子ども自身の希望もあるでしょうが、まずはそんな親の思いから始まることも多いもの。将来を考えれば塾に通わせないとなんとなく不安になってしまう、というのもよくあることですよね。
一方でびっしり一週間のスケジュールが埋まっているような子がいれば、「遊べる時間がなくてかわいそうだな」と感じたり。習いごとや塾には、その家庭ごとの価値観が顕著に表れるような気がします。
まずはこの調査に回答した多くの家庭がそうであるように、教育費の無駄は小さなところからでもできるだけなくしていけるよう、がんばっていきましょう!

文・鈴木麻子

【調査概要】
名称:学校外教育活動に関する調査2017
調査方法:インターネット
調査期間:2009年3月(第1回)、2013年3月(第2回)、2017年3月(第3回)
調査対象:第1回 3〜17歳の子どもを持つ母親15,450名
第2回 3〜18歳の子どもを持つ母親16,480名
第3回 3〜18歳の子どもを持つ母親16,170名
※経年比較は3〜17歳の子どもを持つ母親を抽出して実施
調査機関:ベネッセ教育総合研究所

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