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「普通に産んであげられなくて申し訳ない」という思いを抱えていた私が救われた一言 #あの人に今ありがとう

子育ては楽しいことばかりではありません。ときには辛かったり、くじけそうになったりしてしまうこともあるでしょう。そんなときに、誰かに優しくしてもらったり、励ましてもらえたりした一言を思い出せたら、きっと「また明日もがんばろう」という元気がでてきますよね。あなたには、そんな心の支えとなるような言葉をかけてもらった経験がありますか?

今回ご紹介するのは、ある保健師さんにかけられた一言が、明日への活力につながっているというひとりのママのお話です。

あのとき頂いた言葉に今でも支えてもらっています

息子(第一子)は生まれつきの異常があり、ある程度育ったら何度も手術を受けなくてはいけないということが産後すぐからわかっていました。それをはっきりと知ったときの無念さと言ったら! 「普通に産んであげられなくて母として申し訳ない」という思いは、息子の異常が遺伝性の可能性が多少なりともあることで、義両親は元より実両親や旦那にも言えずにずっと抱えていました。

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何度目かの健診で、ベテランの保健師さんに担当して頂いたときのこと。 「ママは何か抱えてる?」 と話をふって頂いて、見れば解る息子の異常を示して「息子に申し訳なくて、旦那にも申し訳なくて、でも誰にも言えなくて」とお話ししました。そのときに言って頂いたのですが、「ママはこの子(息子)が初めてのお子さんだから、今見える状態が不幸だと思うのかもしれないですね。でも、世の中どんなに手を尽くしても今の医学では何ともならない異常がたくさんあります。 彼(息子)は手術を受ければ普通の体になりますから、幸せだと言って良いと思うのですよ。それにね。見えない、判明しない身体異常も入れると、人間の半分は異常を抱えてるって説もあるんです。 半分が異常だったら、それはもうただの個性だって私なんか思うんですよね」 と。 そのときには、そんなもんかー? と思いつつ「確かに、手術を受ければ無かったことになる可能性が高いんだ」と頂いた言葉の前半部分に気分が楽になり、旦那にも実両親も「こんなことがあったんだー」と話せる程度には立ち直りました。

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その後、息子は3回の入院、2回の手術を経て異常を克服し、妹(幸い彼女には異常はありませんでした)も生まれて普通に良いお兄ちゃんとして育っていて、来年には成人式を迎えるまでになりました。 その子育ての間、何度も、頂いた言葉の後半部分の「異常だって個性」に支えてもらっています。

二人の子どもの子育ての上で、色々なお友達ができ、同志として支え合ってきました。 この保健師さんの「異常だって個性」という言葉は、悩んでいるときに良い助言として使わせて頂くぐらいの私のバイブルとなっています。
幼い息子に、手術を受けて入院してと色々あったことを伝えたときにも、この言葉も伝えました。 その息子が、今福祉の仕事を目指して大学生活を頑張っています。
卑屈になりかけていた私に気づいて下さって、助言を下さって、本当にありがとうございました。(40代後半 女性、加筆・修正の上掲載)

貴重な体験談をお寄せいただいたき、どうもありがとうございました。

文・赤石みお

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