トイトレ実況中継!保育士ママが実践するトイレトレーニング〜中だるみ編〜
“褒めて楽しく! 笑顔のトイレトレーニング”を目標に、2歳の息子のトイトレに毎日奮闘する元保育士の筆者。前回は、〜準備・スタート時の様子〜をお話しましたが、今回はタイトル通り〜中だるみ期間〜のお話です。
手作りの「トイトレご褒美シール表」を励みにしながら、褒めて褒めて! 時間でトイレへ誘導すると、一日近く、おむつを濡らさずに過ごせるような日もでてきた息子。
順調にトイトレが進むかと思いきや、、やってきました『中だるみ期間』!!
順調にいくかと思いきや……
トイレに誘えばおしっこができて、一日近く、おむつを濡らさずに過ごせるような日もでてきた息子。このままいけば、順調にパンツへと移行ができるかも!? なんて思っていましたが……なんと私が体調を崩してしまい、2日間ダウン。
それでも必死に時間をみて数時間おきにトイレへ行かせても、タイミングがあわずにオムツにでてしまうことも。すると、、息子のやる気も冷めてしまったのか、それからトイレへ誘っても「おちまい!」といってすぐに補助便座から降りて、遊び出してしまうようになりました。
まだ声をかければトイレに行ってくれるので、ゼロからのスタートには戻ってないにせよ……せっかく順調にいくかと思った矢先の出来事で、自分の体調管理も気をつけなければと改めて思いました。
なにかよいきっかけはないのだろうか……
息子は、前ほどご褒美シールへの関心が薄れたのか、トイレに行くのもそれほど乗り気でない様子。そんな時、息子がオムツを履いたままの状態で、オムツを丸めて留めるテープを引っ張って遊ぶようになり、背中とお尻の間か少しかぶれてしまいました。
「おちり(お尻)イタイ!」とよく言うようになり、薬を塗ったりしていたのですが……オムツを履かせるとどうしても患部にあたるオムツのガザガザ感が気になるみたい。
ふと、『綿パンツを履かせたら、少しは違和感も紛れるのかな?』と考え、息子に聞いてみました。「ねーねー、オムツが痛いならパンツはいてみる?」と。
この前の休みに息子が好きな柄のパンツを買いに行ったばかりだったので「ブルドーザ(柄のパンツ)履く!!」とやる気満々(笑)
ただし、「パンツだから濡れたら冷たくて気持ち悪いから、トイレにもちゃんと行こうね」と約束もしました。
果たして、うまくいけば親にも嬉しいこの作戦は成功するのでしょうか?
お気に入りのパンツ作戦。しかし、親の期待に反して……
思ってもいなかったお尻の傷が、中だるみ期間を脱出するきっかけになるかも? などと淡い期待をもちつつ、パンツを履かせてみたところ……。 お気に入りのパンツをはいて終始ご機嫌で、約束も守ってちゃんとトイレにいく息子。
しかし「あー、おしっこでちゃったかな?」と思った瞬間があり、そのまま普通に遊んでいました。
試しにパンツを確認すると…少し少なめかな? くらいのおしっこが……。
結果、息子はまだお股が少し濡れていても不快感を感じることはない様子。
その日は数時間でパンツタイム終了。翌日は、お尻を痛がる様子もなかったので、また普通にオムツで過ごしてトイレに誘っています。
中だるみ期間まとめ
お尻かぶれによって、急遽パンツを履かせてみましたが、まだ息子にはパンツに出てしまった不快感は感じられなかったみたい。一回分の、ちゃんとしたおしっこの量が出ていたら少しは違ったのでしょうか? それと、タラリと足をつたるくらいの感覚がつかめるよう、パンツにオムツを重ねない方がよいのかな? など色々考えます。
ひとまずこのまま定期的にトイレに誘っていき、一度始めて息子も喜んでいるご褒美シールも継続して、様子を見ることに。
中だるみ期間を笑顔で過ごすには……
筆者のように、トイレトレーニングの「中だるみ」でイライラしたり、焦ってしまう方もたくさんいると思います。
しかし筆者の息子は、よくよく考えたら、昨年下の子が産まれて、お兄ちゃんになってからまだ半年も経っていませんでした。
息子のケアを第一に考えつつも、下の子のお世話をしていると何かと気を引いてきていた息子。そんな時に、ママと一緒にトイレ入ったりして、ママを独り占めできる時間は息子にとっても嬉しいひと時で…さらに頑張ろうとしてくれていたのかも。
この中だるみ期間で、そんなことに気付けた筆者は、すぐまたパンツをはかせるというよりも、一緒に遊んだりスキンシップを多くとったりして息子の情緒をもっと安定させるよう努めたいと思いました。
やっぱりスキンシップって大切!
そんなことを考えて息子と数日を過ごしていたら……今まで私が誘わないとおしっこが出る出ないを教えられなかった息子が、おしっこがしたくなったら「しーしー」と言いながらトイレへ行こうとする姿が見られるようにもなってきました。
逆におしっこが出ないときは「でない」と言えることも! 私の心の余裕と、スキンシップを意識して多めにとったことで息子の情緒の安定につながり、言動にもつながってくれているのかなと。
また、最近の息子はようやく自分でオムツやズボンを履くことにも興味が出てきたみたいで。時間に余裕があるときには、息子の“自分でやりたい”という気持ちを大切に、オムツやズボンなどの着脱を不恰好でも最後まで自分でやらせるよう見守りました。すると、「今度は自分でパンツを履いてみたい」という意欲につながってきているみたい!もう少し息子の様子をみつつ、また時間を決めてパンツで過ごすようにしてもいいのかな?と「中だるみ期間」にも少しだけ先が見えてきたように思われます。
もちろん、一歩進んだかと思えばまた何歩も後退してしまうこともあるかと思いますが、それも踏まえたうえで、やっぱり焦らずに子どもと向き合って“笑顔”のトレーニングを続けていきたいです!この中だるみ期間がいつまで続くのかはわかりませんが、同じようにトイレトレーニングの「中だるみ」で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、子どもの可能性を信じて一緒に頑張っていきましょうね!!
文・赤石みお イラスト・はなめがね