世界の子育て!ジャマイカの躾はムチで子供をバシバシ叩く!?
こんにちは!日本に住んでいる外国人のお宅訪問企画『突撃、世界ごはん!』ジャマイカ後編です。
前回のインタビュー前編「ジャマイカ人宅でノリノリクッキング~♪」に引き続き、ジャマイカ人のロイさんにごはんを作ってもらいつつ、ジャマイカの結婚観について聞いてみましたよ~!
ジャマイカのサーターアンダギー!?フライドダンプリンとは!?
ジャマイカで定番のサイドディッシュを作ってくれるというロイさん。その名は・・・
“フライドダンプリン”・・・??小麦粉とベーキングパウダーと砂糖と塩で作るそう。揚げるってことはドーナツみたいなもの?
『沖縄の丸っこい硬いドーナツみたいなやつ!!』とのこと。
あ~!サーターアンダギーってことね!!イメージできた!
早速作っていきましょう!ボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩、牛乳と水を入れて手でこねます。まとめて冷蔵庫に30分寝かした後、長細く伸ばし、小さく丸めていきます。それをベジタブルオイルで中火でじっくり揚げるだけ~。
(左)まとめて長細く伸ばす(中央)ちぎって小さくまとめる(右)油で揚げる
プリンじゃない!ジャマイカの郷土菓子スイートポテトプリン!
『デザートは、ココナッツケーキかポテトプリンのどっちがいい?』とロイさんに聞かれたので、ポテトプリン??ってどんなもの?と聞いたところ、『ココナッツミルクやシナモンで味付けしたさつまいものお菓子だよ。でも卵は入らないからプリンじゃないけどね』と言われ、なんじゃそりゃ!全く想像できない!!と思い、そっちを作ってもらうことに。ちなみにココナッツケーキの作り方も聞きましたが、材料も一般的でオーブンで焼くココナッツのケーキでなんとなくイメージできたのでポテトプリンを選びました。
どうやら、生のさつまいもをすりおろして使うそう。『すごく疲れるから手伝ってくれ!』と言うので立派なさつまいもを2本すりおろしましたよ。いや~疲れました。こんな筋肉のない私に頼むより、元アーミーで腕筋モリモリなんだからロイもうちょっと頑張ってよ。(笑)
すりおろしたさつまいも、ココナッツミルク、ラムレーズン、ブラウンシュガー、小麦粉、ナツメグ、ジンジャーパウダー、シナモンをボウルに入れて混ぜ、後は型に流して180度のオーブンで1時間半焼くだけ!出来上がるのを待って、さあ作ったごはんを食べましょう!!
(左)さつまいもをすりおろす(中央)スパイスを入れて混ぜる(右)焼く前の状態
スパイシーなジャークチキンと甘い豆ご飯が止まらない~!
味見した時からスパイシーだった『ジャークチキン』。でもただ辛いだけでなく、クセになる味!なので、甘い『ライスアンドピーズ』を食べると美味しい!そしてまたチキンが食べたくなって、ご飯を食べて・・の繰り返し。わ~止まらない!
干しダラとアキーの実を炒めて作った『ソルトフィッシュ』は、調味料を多めにふっていたこともあり、かなり濃い味付け!それが淡白なアキーによってちょうどよいバランスに。しっかり炒めたパプリカの甘みもあるし、アキーは初めて食べる食感ですが、総合的になんとなく南国の食べ物っぽい。これも美味しくて何度もおかわりしちゃいました!
『フライドダンプリン』は、まさにサーターアンダギーみたいで、ぎっしりしてあんまり味はないんだけど、おかずと一緒に食べると美味しい。ご飯が甘いので、『ソルトフィッシュ』と一緒に食べるといい感じでした!『ジャークチキン』は『ライスアンドピーズ』とセットで食べて、『ソルトフィッシュ』と『フライドダンプリン』をセットにするといいのかも。
そして最後に焼けた『スイートポテトプリン』!!あんなに生のさつまいもをいれているのにさつまいもの味はあんまりしなかったです。むちっとして、レーズンのラムが結構効いていてケーキっぽくもないですが、蒸しパンをぎゅっと押し詰めたような感じ。プリンというのは、Puddingのことで、ケーキを意味するのでプリンとは全然違うんですね。想像もつかないような出来で、異国感たっぷりのメニューでした。
ジャマイカでよく聞く“Baby mother”“Baby father”とは
料理を食べながら、ロイさんにジャマイカと日本の子育ての違いについて質問してみました。
-日本とジャマイカで結婚観の違いは感じますか?
『日本人のカップルはあんまりハッピーじゃないと思うな。日本の女の子は30歳までが結婚の目安にしていて、周りを見ても、好きじゃないのに結婚しているように感じるんだ。日本の男も夜遅くまで仕事して、飲んで寝るだけの生活であまり良い生活じゃないなぁと思うよ。ジャマイカは、“Baby mother”“Baby father”という言葉があって、これは「自分の子供のお母さん」「自分の子供のお父さん」と言う意味で、妻、夫と言わない。つまり結婚していないってことなんだ。
だから、兄妹だけどお父さんが違うこともよくあるし、子供が大きくなって、誰がお父さんか分からないことだってあるよ(笑)』
ジャマイカでは子供をムチでバシーン!バシーン!と叩く!?
-子育ての違いはありますか?
『全然違うね!僕は幼稚園の先生をしているから教育の違いに本当にびっくりするんだ。日本は本当に子供に対して優しすぎる。ジャマイカは、子供を強く育てたいと思うから、赤ちゃんの時から日本の子より強いと思うよ。身体だけでなく、メンタルの面もそうさ。ジャマイカは小さい時から料理を習ったり、一人で生きていけるように育てるけど、日本の子は自信がない子が多いなと感じるね。
例えば子供が学校で悪いことをしたとするでしょ?先生が子供にだめだよと言って、親に言うと、親も同じで〇〇しちゃだめだよって言って終わり。ジャマイカだったら、先生が子供にムチでバーンッと叩くよ!手加減はしない。そして家に帰ったら親からもムチ打ちが当たり前だよ!子供が親に対してNoなんて言ったらバシバシ叩かれるよ。みんなそうやって育っているんだ。』
-学校も親もムチ打ち!?そんなこと本当にあるんですね。色々な国の結婚観や子育ての違いを聞いていますが、本当に国によってさまざまですね。ロイさん、美味しいジャマイカ料理をたくさん作ってくれてありがとう!
次回も、珍しい国のお料理やライフスタイルをお届けしたいと思います!お楽しみに。