取引先に「リスケでお願いします」微妙にイラッとするのは私だけ?社外で使っていいの?
ある言葉の使われ方が癇に障るというママが、先日こんなトピックを立てました。
『仕事の取引先から「今日は行けなそうなので、リスケでお願いできますか?」と言われることがあって、微妙にイラッとするのは私だけ? 社内で使う分にはいいと思うんだけど、取引先に使うのってどうなのかな』
トピックを目にして、まずシンプルにこんな質問が……。
『そもそもリスケって何よ?』
リスケは「スケジュールの再調整」という意味の英単語「reschedule(リスケジュール)」を略した和製英語です。ビジネスシーンで使われる印象が強いかもしれません。言葉は新しく生まれたり、便宜的に略されたりして、変化を遂げていくものですね。例えばワンオペやパワハラなどの和製英語のように、数十年前は聞くことのなかった言葉が、少しずつ浸透することも珍しくありません。リスケもそのひとつなのでしょうが、投稿者さんには思うところがあるようですね。この件、ママたちはどんな反応を見せるのでしょうか?
完全同意。「リスケ」使用は、社内のみにすべき派
『普通に使うけど社内だけだな。たしかに取引先に使う感じの言葉ではないよね』
『会社内では使う。けど正式なメールや報告などの公式の場では使わないし、取引先なら「日を改めて伺いたいのですが」とかって言うものだと思うよ』
『うちの会社に来る人がよく使う。もうそういう世の中なのかなぁ?』
まずは投稿者さんの主張に同意したママたち。ビジネスにおいては社内の人に対して、リスケという言葉は馴染んでいるようですね。そして取引先などの「外部」の人に向けては、リスケは適切な表現ではないとの認識がうかがえます。
「リスケ」使用は社内外問わず派
『取引先から「申し訳ございませんが、明日の会議はリスケとさせていただけないでしょうか」って連絡が来たけど、別にイラつかなかったよ』
『私はIT業界勤めなんだけど、取引先から「リスケさせてください」とかメールが来るよ。色々な企業と絡むけど、どこでも使われてる印象。別の業界は違うのかもしれないけど』
ひと昔前は使われていなかった言葉も、実際に使われるシーンに立ち合うことを繰り返して使い方が身についてくるものなのでしょう。はじめは違和感を覚えるケースもあるのでしょうが……。自分が身を置く職場や業界のなかで、社内向けでも外部向けでも「リスケ」が日常的に使われていれば、それが当たり前だと感じるようになるのは、ごく自然なことなのかもしれません。仕事上で「リスケ」という言葉を耳にしたことのない人にとっては、ママたちのコメントに新しさや現代的なものを感じるでしょうね。
働く責任があるからこそ。仕事全般NG派
『私は仕事だからこそ、誰にでも伝わる日本語や敬語を使おうよ、と残念な気持ちになる。私、頭の固いおばちゃんかな……』
『私も仕事なら、しっかりとした日本語で話してほしいと思うな。リスケって手短に言うと、聞き取りづらいし』
仕事においては一切「リスケ」の言葉は使いたくない、聞きたくないというママも。労働の対価としてお金をもらう仕事には責任はつきもの。責任を果たすための分かりやすさや礼儀正しさは大切で、「リスケ」はその枠からはみ出すと感じている様子ですね。たしかに年配の方や礼儀を重んじる相手には、「日程変更」などと分かりやすく伝えるのが妥当なのかもしれません。
プライベートでの「リスケ」はご遠慮願いたい派
『逆に私は仕事以外で聞くと腹立つ』
『ママ友からの「リスケでお願いします」っていうLINEには、ちょっとイラッとした。「リスケで」の「で」に、またモヤらない?』
一方プライベートで「リスケ」の文言を耳にしたくないというママたち。仕事以外の場で使われると、何だかゾワゾワするというママ、珍しくないのかもしれません。ビジネスで使われる印象があるであろう「リスケ」。プライベートで聞くと、気取っていて鼻につくような印象を受けるのかもしれませんね。
ズバリ!「リスケ」にモヤる理由は……
許容範囲に差はあれど「リスケ」と「日程変更」、同じ意味でも必ずしも同じニュアンスで伝わるわけではないというママが多数派だった今回のトピック。そこにリスケが敬遠される場合のモヤモヤの正体にせまるママが現れて……。
『これって予定変更をお願いする側が言うから、イラッとくるんだよね。自分と関係ない予定がリスケになった〜と聞くなら、そこまで腹は立たない』
『頼む態度なり、言葉づかいがあるでしょと思うよね』
『お願いする立場なのに軽く感じるんだよね、ただそれだけ』
まさしくこれだ! というママも多いのでは? 日ごろ日本語を扱う身として、英語が元になっていて、かつまだ十分には広まっていない言葉を使って頼まれごとをされるのは、ちょっと癇に障る……。そこに誠意はあるのかしら? と訝ってしまうのかもしれません。ママたちの意見を眺めると、「取引先はNG」「仕事全般的がNG」「プライベートがNG」などと、モヤモヤする基準は人によるようです。正しい使い方について言及できないくらいの新しい言葉ですが……。今後「リスケ」がどんな風に捉えられていくのか、より浸透していくのか、もしかしたら消失する可能性も? 気になるところですね。
<番外編>この言葉、私には受け入れがたくて……
「リスケ」にイラッとするというトピックから派生して、最後はおまけの番外編。ママたちが何だか癇に障ったり、度肝を抜かれたりした略語や外来語のご紹介です。
『「なるはや」(なるべく早く)、これはイラッとする』
『私はエビデンスっていう言葉が苦手』
『ネットで「仕事終わった」→「しごおわ」って略してるのを見てびっくり!』
『ホケミ(ホットケーキミックス)、はじめて聞いたとき、新しいキャラクターの名前かと思った。私は全く馴染めず、思い出すだけで頭のなかがグルグルする』
さて、あなたは「リスケ」の言葉をどのように捉えていますか? そして内心気に入らない和製英語や略語はありますか?
文・みちはら宵子 編集・きなこ イラスト・森乃クコ
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