<20万が無駄に……!?>楽器の値段にビックリ!がんばる娘を応援する両親【第1話まんが】
最近の話です。私は夫と中学2年生になる娘・ナオとの3人暮らしです。ナオは公立中学で吹奏楽部に入ってクラリネットを頑張っています。ナオの学校の吹奏楽部は強豪と言われており、練習はなかなか厳しいようです。私も部活が遅くなる日は車で迎えに行くなどして、ナオのことを応援してきました。
吹奏楽部の演奏会では、誰もが演奏メンバーになれるわけではありません。日々の練習では切磋琢磨をいながら、自主練も取り入れていかなければメンバーに選ばれることは難しくなります。
「ただいま」と車に乗り込むナオの姿を見て、なんだか様子がおかしいと感じるときもありました。心配になり、問いかけると……。
毎日授業を受けた後、部活動へ行き音楽器の練習。遅くに帰ってきて、また朝練や休日の練習などに励む毎日。疲れがでても、おかしくありません。
中学3年生に上がる春休み。新しい楽器がほしいというナオからの突然のお願いに最初は戸惑いましたが、ナオが吹奏楽部を必死でがんばっている姿を私も夫も見てきていたので、前向きに検討することにしました。検討する……とは、いったものの楽器の相場がまったくわからない私たち。まずは家族で楽器屋さんに値段をチェックしにいったのです。
20万! 想像を超える値段に思わず、目を見合わせます。私たち夫婦は学生時代に楽器に携わったことはありません。きっとメンテナンスなどで、これ以上の費用がかかってくるのではないかと思っています。さらにナオも春から受験生。塾にかかる費用もいままで以上にかかるでしょう。それを考えると一瞬ひるみましたが……。
夫「高校でも大切に使い続けるって言ってるしな……」
私「大きな買い物だけど、ナオの日々の努力は無駄にしたくないもんね」
夫婦で相談し、楽器の購入を決意しました。
新しい楽器を抱きしめながら、満面の笑顔を見せてくれたナオ。やりたいことを見つけて、精一杯頑張っている姿は眩しくもありました。
“楽器の20万円”は痛すぎる出費でしたが、前を向いて頑張っている娘を応援したい。その一心で、私たちは20万の楽器を買い与えたのでした。どうか充実した部活動になりますようにと願いを込めながら……。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子