<ご褒美制お小遣い>【後編】実は深い考えが……?「テスト100点ならお金が欲しい」と言うわが子
前回からの続き。小3の娘さんから「テストで100点をとったらお金が欲しい」とおねだりをされた投稿者さん。「テストの点がいいからとお金をあげていいものか?」「あげるとしたらいくらが妥当なのか?」と悩んでしまったようです。ママたちからは「わが家でもご褒美のお金をあげているよ」との声が集まり、報酬制度を採用している家庭は決して少なくないことがわかりました。
納得した投稿者さんが「じゃあ20円を報酬としてあげる」と交渉したところ、娘さんからは「少ない!」と言われてしまいました。ママスタコミュニティのママたちも「もう少しあげたほうがいいのでは?」と娘さんの意見に加担した様子です。
お小遣いはいくらあげているの?
さてここで、あるママから投稿者さんに対して素朴な疑問が寄せられました。
『毎月のお小遣いはどれくらいあげてるの?』
普段のお小遣いの金額が気になったようですね。ひょっとしたらいつものお小遣いの金額をもとに、ご褒美のお金をいくらにするか決めるのはどうか……と思ったのかもしれません。さて投稿者さんは一体いくらくらいお小遣いをあげているのでしょうか?
『わが家ではお小遣いをあげていません。欲しいものがあったら買ってあげると話しています』
投稿者さんのお宅ではお小遣い制ではなく、お子さんが「欲しい」と言ったものを買ってあげるシステムにしているようです。ところがこの後の投稿者さんの発言によってママたちからはざわめきが起こることになります……。
『しかし娘に「これが欲しい」とねだられると、大体私が「こんなのもったいないからダメ」と止めます。だから自分の自由なお金がほしいのだそうです』
「お小遣いはあげない代わりに欲しいものを買ってあげる」というシステムだと言っていた投稿者さん。しかし蓋を開けてみたら、どうやら娘さんがねだるものに対して「こんなものを買っても無駄になるだけだからダメ」と却下することのほうが多いのだそう……。これでは娘さんが「自由に使えるお金が欲しい」と考えるのも当然でしょう。
つまり、何も買ってあげないの……?
ママたちからは投稿者さんに対してやや非難めいた声があがりました。
『欲しいとねだられても買ってあげないのに、「欲しいものがあったら買ってあげる」ってどういうこと……? 何も買ってあげないのと同じじゃん』
『お小遣いもないうえに欲しいものをねだっても親の気分で却下されるんじゃ、自分の自由になるお金が欲しくもなるよ……』
「お小遣いはあげないけれど欲しいものがあるなら買ってあげる」と宣言しておきながら、実際には「もったいない」という理由で娘さんがねだるほとんどの物を買ってあげていない投稿者さん。ママたちは「それは何も買ってあげないのと一緒では?」と不信感を募らせたようなコメントが寄せられました。「これが欲しい」と主張してもまったく聞き入れてもらえないと、娘さんも辟易としてしまうのではないでしょうか……。
『大人にとっては無駄でも子どもからしたら無駄じゃないし、たとえ無駄遣いになったとしても次は気をつけようという勉強になるよ。無駄遣いして後悔する。頑張ってお金を貯めて欲しいものを買う。お金の使い方の勉強って大事だよ』
後から思い返すと「なんでこんなものを買ったんだろう?」と思ってしまうようなものに熱をあげていた経験、みなさんにもありませんか? 大人から見たら無駄なものに見えても、子どもにとってはすごく欲しいもの……というのは決して珍しいことではないでしょう。時には無駄遣いをしたり、それに対して後悔をするような経験も必要なのかもしれませんね。
お小遣い制を取り入れてみてもいいかも
『お小遣い制にしたほうがいいんじゃない? 勉強のご褒美が欲しいというよりは、自由に使えるお金が欲しいんだろうし』
『娘さんは自由に使えるお金が欲しいんでしょ? それなら毎月決まったお小遣いを渡せばいいじゃん』
『自由に使えるお金が欲しいのはわかる。娘さんが精一杯考えた方法が「テストでお小遣い」だったのかも。それならお小遣い制にしてあげれば?』
投稿者さんの話を聞く限りでは、娘さんは「勉強のモチベーションをアップしたい」というよりは「自由に使えるお金が欲しい」という気持ちが強いように思えます。だからこそ今回はテストの点数でお金をあげるのではなく、毎月決まったお小遣いを与えるのはどうか……とママたちは提案したようですね。もちろん投稿者さんの家庭の方針にもよりますが、検討の余地はありそうです。
小3の娘さんから「テストの点がよかったらお金をちょうだい」と言われて悩んでしまった投稿者さん。成績に応じてお金をあげるのは、勉強へのモチベーションをあげるには有効な手なのかもしれません。しかし話を整理する限りでは、今回は娘さんはひょっとしたら「お小遣いがもらえないならテストの点数で稼ごう!」と考えたのではないでしょうか。お小遣い制を取り入れるにしろ、テストの点数でご褒美をあげるにしろ、娘さんが「お金が欲しい」と話す背景を今一度考える必要がありそうです。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・あい
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- 小3の娘にテストで100点とったらお金頂戴と言われたんだけど。