<新築一戸建てで後悔>【後編】理想通りの注文住宅を得た人が語る、失敗しないためのポイント
前回からの続き。憧れの新築一戸建てのマイホームを建てたものの、住んでみたところ、近所問題や間取り、設備で後悔しているママから具体的な失敗ポイントが次々と寄せられました。一方、マイホームに後悔していないママもいるようで、その声からは一戸建てのマイホームを買う際に気をつけるポイントが見えてきました。
後悔はまったくなしといったママたち
『ご近所さんは同年代で高収入家庭が多いからか、みんなゆったりしていて、お互い良い距離感で付き合えているから、すごく快適。家自体はハウスメーカーさん困らせちゃうくらい、細部に渡って練りに練ったから、後悔している部分はほぼなし』
『市内からは少し外れで、少数区画の分譲地を買ったけれど静かでいい。家は狭小だけれど、立地のおかげでストレスフリーだと思う。隣りとの距離も十分に取れる理由でその土地にした』
ご近所さんとのほどよい距離感で付き合えているママは満足度が高いようですね。また、その他の周辺環境も大事なようです。一戸建てで失敗しないためには、まずは立地条件や土地選びを慎重に選んだうえで、家の設備や間取りを細かく見ていく必要があるようです。
後悔しないためにはどうすればいい?
新築一戸建てのマイホームを建てて、満足しているママたち。後悔しないために実際にしてきたことはどんなことなのでしょうか?
ママたちはこうして土地を選んだ!
『子どもが産まれる前に建てたけれど、小学校や中学校の雰囲気や地域の治安を気にした。日中・夕方・夜がどんな感じかとか』
『うちは中学入学のタイミングで買ったから、まずは中学校の情報収集から。目星を付けた中学校の校区を調べ、そこから物件探しをした。あとは通勤や高校のことも考えて、駅まで徒歩10分以内。近所のコンビニに置かれている雑誌の種類やトイレも見た』
『雰囲気で決める。なぜか土地を見に行くと「いいなー」と思うところと、「ないわ」ってなるところとハッキリわかれる。意外と直感があてになるよ』
『駅近までいかなくても徒歩圏内。スーパー等買い物のしやすさ、公立学校、幼稚園等教育施設まで近いか』
『地盤。多少坂が大変でもいいから絶対水害に合わない高めの場所』
一戸建てで大事なのは土地選び。地盤や子どもが通う学校の評判、駅近などを参考にして選んでいるママが多いようです。実際にさまざまな時間帯に土地を見て確認するのは大事ですよね。その際、晴天の日だけでなく、雨の日も確認したいところです。素人ではわからないことも多々あるので、お願いするハウスメーカーの担当の方とともに下見をするといいのではないでしょうか。
パパに一任せずに納得いくまで設計にかかわる
『設計の段階で旦那に一任するのが間違っている。うちはハウスメーカーとの打ち合わせのときは、ほぼ毎回旦那と「あーでもないこーでもない」と言い争いして、お互いの希望と妥協点を見つけながら設計したよ』
『とにかく1ヶ月ママの家事をすべて旦那にさせるべきだと思う。大掃除も。そして防犯意識。建築と生活は別物だと知るべき』
設計をパパ任せにした結果、後悔しているママもいるようで、「設計はパパに任せっきりではダメ!」といった声も寄せられました。家事の負担を知っているのと知らないのでは、家を建てる際の意見も大きく異なるでしょう。もし設計の時点でパパと意見が割れたとき、パパを説得するために家事をしてもらうのはありですよね。
たとえば、食器洗浄機の設置に反対するパパには、1週間食器を洗ってもらってはいかがでしょうか。家事すべてをお願いするのはハードルが高いかもしれませんが、一部であればやってくれそうです。
一戸建てのマイホームは、人生で一番大きな買い物になります。設計中はパパと口論になるかもしれませんが、それも含めて家づくりの思い出になるのではないでしょうか。ただし、どんなに細かくみても、設計後に周辺環境や家族構成が変わることも考えられ、不満の一つや二つ出てくるかもしれません。ある程度不満点は出るものとして、おおらかでいることも忘れないようにしたいですね。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ イラスト・はなめがね
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