多忙なママ必見!子育ての手続きがもっと楽に!ママが知っておきたいお役立ちツール
顔写真付き本人確認書類として使える、住民票の写しなどがコンビニのマルチコピー機から取得できるなど、なにかと便利なマイナンバーカード。
とはいえ、毎日子育てに忙しいママたちからしたら、どうやって作ったらいいのかわからない、手続きが面倒くさそう……という理由で後回しにしがち。ママスタ編集部でも調査したところ、まだ作っていないママも多いことがわかりました。
総務省の方に聞いてみた!子育てに便利なマイナンバーカード、その内容は?
そんなママたちに特に知ってほしいのが、10月より本格運用が開始されたマイナンバーカードの「健康保険証としての利用」やマイナポータルを使った「予防接種の記録の閲覧」など。マイナンバーカードを作っておくと、今後の子育てになにかと便利!
総務省のマイナンバーカード担当者と、一般のママたちのオンライン座談会を開催しました! はたしてマイナンバーカードは、ママたちの子育てにどのように関わってくるのでしょうか?
マイナンバーカードを作ったことによる暮らしの変化
マイナンバーカード、作った理由、作らなかった理由
マイナンバーカードを家族全員作っているママが1人、仕事で必要になるため自分だけ作っているママが2人、自分も含め家族全員作っていないママが2人、さらに総務省のマイナンバーカード担当者も含めたオンライン座談会をスタート!
――マイナンバーカードですが、静岡ママさんはご自身、子どもと作られたそうですが、作ったきっかけは?
静岡ママ:引っ越しをする際に、市役所に行ったらその場でできるとのことだったので作りました。
福岡ママ:私は仕事でマイナンバーカードが必要になったので作りました。ただ、夫は会社で必要だといわれなかったし、子どもも小さいからいいかなと思って作っていません。
兵庫ママ:私も自分のカードだけ作りました。夫は仕事が忙しくマイナンバーカードを作っても受け取りに行く時間が平日だけだと無理だろうなと思って、作っていません。
――まだマイナンバーカードを作っていない方もいらっしゃいます。作っていない理由はなぜでしょうか?
千葉ママ:マイナンバーカードは引っ越しをしたときなどに持っていると便利だと思うのですが、この制度が始まる前に一通り手続きが済んでしまい、作るタイミングをなくしてしまいました……子どももまだ小さいから必要ないかなと思って作っていません。
愛知ママ:夫がマイナンバーカードを紛失したり、盗難にあった場合、個人情報の流出が心配だと言っていました。それを聞いて「たしかにそうだな」と思って、家族全員作っていません。
――マイナンバーカードを紛失した際のことが気になるとのことですが、いかがですか?
総務省担当者:「マイナンバーカードを落とした!」といった際の個人情報の流出を気にされる方はいらっしゃいます。ですが、マイナンバーカードの券面は免許証などの本人確認書類と同じように、氏名、住所、生年月日、性別、そして顔写真の記載に限られています。
また、マイナンバーカードには様々な情報が保存されているので取得をためらっているというお声を聞くこともありますが、搭載されているICチップには税や年金などのプライバシー性の高い個人情報は入っていません。(※1)
マイナポータルやコンビニでの証明書取得などで使用する際には本人確認のための暗証番号入力(※2)が必要です。
ですので、「マイナンバーカードを落としたら第三者に住民票の写しを勝手に取得されてしまう」というようなことはございませんし、顔写真が付いているため、カード自体を使って悪用することは困難なので、安心して使っていただけるかと思います。
もし、紛失した際は、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)へお電話いただければ24時間365日いつでも一時利用停止ができます。
子育てに役立つ機能が続々追加中!
マイナンバーカードについて詳しくは
こちらから
――総務省担当者の方にお聞きします。マイナンバーカードについて改めて教えてもらえますか?
総務省担当者:マイナンバーカードはICチップ付きのプラスチック製カードであり、2016年1月から交付が開始され、今年で6年目になります。
マイナンバーカードは顔写真付きの公的な本人確認書類としても使えるだけでなく、コンビニで住民票の写しなどの各種証明書の取得をすることができます。土日祝日関係なく、毎日6時30分~23時であれば、市区町村窓口が閉まっている時間帯でも発行ができるので便利です。(※3)
そのほか市区町村によっては図書館カードとしても利用できるなど、マイナンバーカードを活用したサービスが提供されています。
そしてさらに、2021年10月から子育て中のママやパパに役立つサービスの本格運用が開始されました。のちほど詳しくご説明しますね。
福岡ママ:子育てにどう役立つのか……とても気になります!
マイナンバーカードが健康保険証としても使えるように!そのメリットを解説!
――2021年10月からマイナンバーカードでの健康保険証利用の本格運用が開始されたそうですね。子育て中のママやパパにとってどのようなところが便利ですか?
総務省担当者:まず、健康保険証としての利用についてですが、対応している医療機関などには顔認証付きカードリーダーが設置されています。そこにマイナンバーカードを置き、顔認証を行うことで健康保険証の資格確認が自動化されます。
マスク・メガネ・帽子をしていても、車椅子に乗ったままでも顔認証が可能なので、便利ですよ。
一部の病院・クリニック・薬局から導入が始まっていますが、皆さんが普段ご利用されている施設含め、対応する医療機関などは順次拡大していく予定です。(※4 ※5 ※6 ※7 ※8)
兵庫ママ:コロナ禍でできるだけ人との接触を避けたいというママにとっては、受付が自動化されるのは助かりますね。
総務省担当者:そのほか本人同意のもと、薬剤情報や特定健診情報も医師と共有できます。例えば、旅行先での体調不良や急な病気でかかったことがない病院に行ったときでも、マイナンバーカードがあれば医師と過去の薬剤情報や特定健診情報を共有することができます。(※9)
また、ご自身の情報などを確認できる自分専用のWEBサイト「マイナポータル」では、ご自身のスマホでも薬剤情報などを確認することができますし、今後はお薬手帳との連携も検討されているのでもっと便利になっていくと思いますよ。
千葉ママ:たしかに普段は保険証もお薬手帳も持ち歩かないですもんね。レジャーや遊びにいった際の急なけが、体調不良はないとはいえないので……。
そんなときマイナンバーカードがあれば保険証として使えるし、急病のときは慌てて、病院の先生や薬剤師に正確な情報を伝えられなさそうですが、これがあれば安心できそう。(※10)
静岡ママ:パパに子どもを病院に連れて行ってもらうとき、マイナンバーカードを提示すれば受診歴や今飲んでいる薬のことも正確に伝えることができるから便利ですね。
総務省担当者:けがや手術で高額な医療費が発生した際も、以前は一時支払い、後日申請手続きをする必要がありました。しかし、マイナンバーカードを健康保険証として利用すれば、窓口での限度額以上の一時支払いの手続きが不要になりますよ。
医療費通知情報も確認できるようになるので、今後は、確定申告の際にマイナポータルを通じて、医療費控除の手続きが簡単に出来るようになります。
静岡ママ:高額医療費の一時払いの手続きが不要になるのは、とても助かりますね!
愛知ママ:確定申告の医療費控除も、これまではわかってはいても面倒で申請していなかったのでやってみようかな。
総務省担当者:さらにマイナポータルでは、予防接種記録や乳幼児健診の結果も確認することができます。(※11)
愛知ママ:乳幼児検診の結果や、予防接種のお知らせ、予防接種記録が確認できるのは助かります! 子どもが何人かいると、いつ誰をどの予防接種に連れていったらいいのかわからなくなることがあるんですよね。
子どものうちからマイナンバーカードを作っておくというのもいいかも。
乳児健診:令和2年6月末より閲覧が可能。行政機関により対応している健診内容が異なります。
マイナンバーカードは健康保険証だけじゃなく、こんな使い方も
――マイナンバーカードの健康保険証の利用が本格的に開始してとても便利になったんですね! マイナンバーカードがあると便利なことについて、改めて教えていただけますか?
総務省担当者:はい。お伝えしますね。主に以下の4点があります。
市区町村によりサービスの内容が異なる場合もありますので、マイナポータルの「手続の検索・電子申請」やお住まいの市区町村のHPなどで確認してみてくださいね。
――今の話を聞いていかがですか? 便利だと思ったところ、まだ使っていないサービスはありましたか?
福岡ママ:コンビニで住民票の写しを取得できるのは便利ですね。引っ越しで急に住民票の写しが必要になったとき、マイナンバーカードを1枚持っていたら対応できるのは助かります。
マイナンバーカードはスマホと交付申請書があればすぐに申請できる!
千葉ママ:ところで、マイナンバーカードの申請はどうしたらいいですか?
静岡ママ:一番手っ取り早いのはスマホからかな? 顔写真も撮影できるし、私は家族全員スマホで申請したんですけど簡単でしたよ!
総務省担当者:マイナンバーカードは今年の(2021年)3月までにご自宅に届けられたQRコード付き交付申請書があれば、PC、スマホでご自宅からでも申請が可能です。そのほか街中にある証明写真機や郵便による申請も受け付けていますよ。
また、ショッピングセンターなどでマイナンバーカードの申請受付や申請をサポートしてくれる出張申請サポートを実施している市区町村もあります。
福岡ママ:私のママ友は公民館で申請したみたいです。家族でショッピングセンターなどに出かけた際に作れたら、便利ですね。
愛知ママ:マイナンバーカードの受け取りは、市役所などに本人が行く必要がありますよね? 平日に子どもと一緒に行くのは難しいのですが……。
総務省担当者:申請後、発行が完了しますと交付通知書(封書)が自宅に届きますので、交付通知書を持参のうえ原則ご本人が市区町村の窓口に受け取りにいきます。(※12)
平日の受け取りが難しい、という方のために、市区町村によっては休日開庁・平日夜間開庁を実施していますので、詳しくはお住まいの市区町村に確認してみてくださいね。
また、本人確認は1回できれば大丈夫です。そのため、出張申請受付で本人確認まで完了した場合は、ご自宅に本人限定受取郵便などで送付されるものを受け取るだけになります。(※13)
千葉ママ:マイナンバーカードの更新のタイミングは何年ごとですか?
総務省担当者:大人(20歳以上)は10年、子ども(20歳未満)は5年でマイナンバーカードの更新が必要になるので、その点は気をつけてくださいね。(※14)
更新後、古いマイナンバーカードは使用できないように処理をした後、持ち帰ることができます。お子さまの幼いころの写真を成長記念としてとっておくのもよいかもしれませんね。
マイナンバーカード、そろそろ作るのを検討してもいいかも?
オンライン座談会ではマイナンバーカードについて、ママたちからは「引っ越しの際に、住民票の写しなど各種証明書がコンビニで発行できたので助かった」「お薬情報や予防接種記録の確認、健康保険証として使えることを初めて知った」といった生の声が聞けました。
同時に、座談会に参加してくれた総務省担当者から、「将来的には自動車運転免許証としても使用できるように検討が進められている(※15)」といった最新情報、使い方や安全性についても詳しい話が聞けてママたちも大満足。
マイナンバーカードの交付が始まった2016年1月から早5年。交付率は39.1%を突破し(2021年11月1日現在)、3人に1人が持っている状況で、2022年度末までに全国民への普及を目指しているそうです。
まだ作っていないみなさんも、そろそろ作るのを検討し始めてもいいかもしれません。お手元のスマホですぐに申請ができますよ!
子育てに役立つ機能が続々追加中!
マイナンバーカードについて詳しくは
こちらから
提供:総務省
お問合せ先 マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178