2021/09/04

＜心が狭い？＞【後編】彼氏のお弁当を毎日作っている高校生の娘、「食費を払って」と思う私

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前回からの続き。毎朝娘さんが彼氏へのお弁当を作って持って行くことに、モヤモヤした気持ちが収まらない投稿者さん。親として娘の「好きな人のために何かしたい」という気持ちを大切にしたいと思いつつ、彼氏の分の昼食代を賄い続けているのと同じ状況に納得がいきません。しかし「娘さんや彼氏から食費を貰った方がいい」というアドバイスにはピンとこないようで、投稿者さん自身も気持ちが揺れています。

投稿者さんが「娘さんが彼氏のために毎日お弁当を作っていること」に思う、本当の気持ちとは……？

モヤモヤしている、その気持ちの正体は？

『うちもだよ……。朝、炊きたてのご飯を彼氏のお弁当箱に早々と詰められるとイラっとする。私は私で息子の弁当を作らなきゃなんないのにさ』

『投稿者さんが毎朝キッチンで忙しくて、娘さんが邪魔で迷惑している気持ち、すごーくわかります！　交際は反対ではないけれど、朝キッチンでムカつく状況なのでモヤモヤするという気持ちも。キッチンで朝すごく迷惑している件を怒ってもいいと思います』

『毎日だと食費よりキッチンを占領されるのが嫌だなー。よく話し合った方がいいよ。食費を含めて、どういうやりとりで作っているのか。うちの息子もデートのときに「彼女がお弁当を作ってくれた」と言っていたので、「お弁当の代わりに何か買ってあげたりした？」と確認したよ』

忙しい朝、当たり前のように冷蔵庫の食材を使い、キッチンを占領する娘さん。モヤモヤしてしまう気持ちが痛いほどわかる！　とママたちから共感のコメントが集まります。娘さんが「彼氏」のために使っている食材や場所は、本来は「家族のため」に使われるものであること。そして家族を差し置いて彼氏のためにお弁当を作っているのならば、娘さんは食材や場所を「拝借している」のと同じであると、しっかりと伝えなくてはなりません。

「食費」「キッチン占領」を含め、娘さんに本当に伝えるべきこととは？

『娘さんと彼の間になにかギブアンドテイクがあるのかも知れないけれど、それは親とは無関係。片方が親の金で貢ぎ続けているってことでしょ？　学生の付き合いとしてフェアじゃないよ。ケチだとか家計が困窮している状況じゃなくても、赤の他人の昼食代が延々と自分の家計から出続けることは嫌で当たり前だよ。恋愛は素敵！　若いって素敵！　ということとは話が違う』

若いころの恋愛は、ある意味「自己満足」の世界であることは否めません。しかし自己満足はある意味、自己の責任の範囲内で成り立つもの。親のスネをかじっている状態では、自己満足・自己責任というより、単なる「世間知らず」になってしまいそうです。

『1年半も毎日弁当を作ってもらっておいて、彼は｢食費大丈夫？｣とか｢お母さんに迷惑になっていない？｣とか聞かないってことでしょ。私なら、相手の家の都合を考えず、｢彼女が料理上手だし、弁当代が浮いてラッキー｣としか思わないような男と付き合っているのが嫌だな。高校生の恋愛は確かに微笑ましいし手料理でいいカッコしたいのもわかる。でも同時に、｢彼氏を優先して親を蔑ろにする恋愛は幸せじゃない｣ってことも学んでほしい』

娘さんの、恋に盲目になる気持ちはおかしなものではありません。ただ娘さんには目の前の「家庭」をしっかり見つめたうえでもう一度考えてもらいたいものですね。

『お弁当の食費だってバカにならないけれど、金額云々よりモラルの問題だよね』

『食材も水も火も、タダで湧いているものじゃないとわからせる方がいいよね。金額の問題ではなくてさ』

お弁当は勝手に湧いて出てくるものではありません。お金があり、誰かが買い物に行き、水道光熱費を払ったうえで水道・電気・ガスを使って調理をしている。高校生くらいであれば、そういった家庭の見えない部分を補えるような想像力をつけていくのも損ではありませんよね。

娘さんに全員分のお弁当を作ってもらえばいいんじゃないかな？

『キッチンの取り合いになっているなら、娘さんに家族全員分の弁当も一緒に作らせたら？　それが嫌なら朝は使わせない。材料費も徴収する』

『私だったら、彼氏の分を作るなら家族の分もお願いって言うかな。彼氏に作ってあげたい気持ちはわかるけど、朝の忙しい時間にキッチンで喧嘩したくないし、家族の分も作ってくれたらすごく助かるーって伝える』

「彼氏にお弁当を作ってあげたい」という娘さんの純粋な気持ちを大切にしたいのであれば、いっそのこと朝のキッチンは娘さんに任せたらいいのでは？　とママたちから秀逸なアドバイスが光ります。そうすれば投稿者さんはキッチンで娘さんにイライラしなくて済みますね。また娘さんが家族の分まで作ってくれるのであれば、アルバイト代がわりに彼氏のお弁当にかかった費用を負担する……というように考えれば、お互いにwin-winな気持ちになれそうです。