<義母と値引きシール>孫のためと言いつつ値引きシール付きのピザを買う義母。みんなはケチだと思う?
スーパーへ行くと、賞味期限が近づいている食品には「値引きシール」が貼られていることがよくあります。2割引や半額など普段よりお安く購入できることから、ついつい手が伸びてしまうママもいるのではないでしょうか? そんなお得感満載の値引きシールについて、あるママからこんな質問が届きました。
『子どもたちがピザを好きなのを知っているから、義母が「晩ご飯で食べるようにピザも買おうか!」と言ってくれた。義母が手に取ったのが賞味期限が近くて割引シールがついてるものだったら、みんなは「え……?」と思う? ちなみに割引シールがついてないものも売っている。この状況なら「ケチらないで新しいものを買ってよね~」と思ってしまう? 私なら全く思わないんだけれど、友達は同じようなことがあって「え? と思った。子どもたちにはケチらなくて良いのに~!!」と言っていたから気になって……』
義母が値引きシールの貼ってあるピザを「孫のために」と買ってくれたことから、友人と価値観の違いがあることに気付かされた投稿者さん。賞味期限が近いということは、作ってから時間が経ってしまっているので、味が落ちている可能性があるということ。そのため「できるだけ新しいほうがいいし、わざわざ割引してあるものを買うなんてケチだな……」と思うママも少なからずいるようです。投稿者さんの場合は値引きシール付きの食品に抵抗がなかったようですが、他のママたちは値引きシール付きの義母の差し入れについて、どのように思うのでしょうか?
ケチだなんて思わない!その理由は?
今日食べるのに期限は関係ないから
『すぐに食べるなら問題なし。ありがたくいただきます』
『夕方に行っても値引きするし、今日食べるなら気にしない』
たとえ値引きシールが貼ってあったとしても、賞味期限内に食べるのであれば、「問題ない」と考えることもできます。もちろん味に関しては、出来立てのほうがおいしいのかもしれませんが、ピザならば自宅のオーブンで焼き直して味を復活させる手もありそうです。それならば安いほうがお得、値引きシールが貼ってあっても気にしない! と答えるママも少なくありませんでした。
自分に置き換えたとしても同じことをするだろうから
『自分でも割引商品買うよね』
『親近感がわいて、安売りの話しで盛り上がっちゃうかも』
『むしろ「今日食べるんだからこっちでいいじゃん」と、割引されてる方を勧めるわ』
もしも自分が同じ立場だったらどうするのかと考えたとき、義母と同じように値引きシール付きのピザを手に取ってしまうママもいるでしょう。普段から値引き商品を選ぶことがあるならば、義母の行動だけを問題視する必要もないはず。義母もずっと家計を預かってきたのでしょうし、同じように家計を預かる者として、親近感を覚えてしまうこともあるのではないでしょうか?
買ってもらう立場だから
『買ってもらう分際でそんなこと思わないよ』
『買ってもらう立場ならなんとも思わない。「ありがたやーありがたやー」と思う』
お金を出してくれたのが自分以外の人ならば、それがどんなものであったとしても、感謝の気持ちをもつことも必要なのではないでしょうか? 義母との関係性によっては、全く何も買ってもらえないことだってあると思います。もしかしたら買ってくれたこと自体よりも、気遣いや優しさを嬉しく感じることのほうが大切なのかもしれません。
わが子が食べると思うと「ケチだな」と思ってしまうママも
『割引シールがついてないものが売っているなら、ケチだなと思うよ! こういうときに人間性が見えちゃうよね』
『ケチというか、大人だけならいいけれど、子ども(孫)も食べるなら新しい物がいい』
大人だけではなく子どもも食べる可能性があるならば、お得さより安全性やおいしさなどを重視してもらいたいという意見もありました。「割引されたものを買うのは、子ども(孫)においしいものを食べさせたい気持ちがないからだ」と考えてしまうと、値引きシールがついていることで素直に喜べなくなってしまう気持ちも頷けます。
割引シールではなく義母の気遣いに着目してみては?
今回の「値引きシール」問題。筆者も義母から値引きシールがついている食品をもらった経験があるのですが、筆者自身は買うことももらうことも抵抗がなかったため、むしろ同じ感覚をもっていることに安心した記憶があります。ママたちのコメントを見ながら感じ方は人それぞれなのだと学びましたが、「値引きシールがあった」事実でなく「義母が子どもたちのために買ってくれた」という事実に着目していくと、また見方が少しだけ変わるのではないかと思いました。
何かを買ってくれるということは、相手を喜ばせたいという気持ちがその人にあるということ。投稿者さんの場合には今回の件は気にならなかったようですが、今後もしも気がかりになってしまうようなことがでてきた際には、このことを思い出して少しだけ視点を変えてみてはいかがでしょうか? 相手の行動に感謝することができますし、素直に受け入れることもできていくのかもしれませんよ。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko