<子どもの人間関係>幼稚園での初めてのトラブル!お友達のケンカに巻き込まれる娘「どうして仲良く遊べないの?」
幼稚園に通う娘はおっとりのんびりとした性格。1人遊びも楽しくできるタイプで、お友達とは誘ってもらえれば仲良く遊んでいました。しかし……。
年中さんまで特に仲の良かったAちゃんとは、年長さんになりクラスが離れてしまいました。そして娘は同じクラスになったBちゃんとよく遊ぶようになりました。すると思いがけないことが起きたのです。
周囲のママさんたちによると、娘たちはちょうど人間関係が複雑になりはじめる年頃のようです。女の子の間で「かわいいハンカチを持っていないと一緒に遊ばない」、「髪型がかわいくないと一緒に遊ばない」などと、仲間外れが起きているというのも耳にしていました。そして娘のお友達のAちゃんとBちゃんも、ちょっとしたトラブルになってしまったのです。
帰宅後、娘は困った様子で私に話してくれました。
娘「今日もね、ケンカになっちゃったの。AちゃんもBちゃんも〇〇役がいいんだって……」
私「そっかぁ…。あれ? 娘ちゃんも〇〇が好きじゃなかった?」
娘「うーんでも、△△も好きだから『△△でいいかなぁ』って思って」
娘も同じ役をやりたい気持ちはあるようです。しかし娘は、他のお友達が主張したときには自分が譲ってあげるタイプ。お互いに譲り合えないAちゃんとBちゃんには困り果ててしまったのです。
娘「どうして2人とも、『いいよ』って『どうぞ』ってならないんだろう~。みんな一緒に仲良しさんに遊べないと悲しいなぁ……」
生まれて初めてのお友達トラブルにあって戸惑っている娘。大人から見れば可愛らしい悩みかもしれませんが、娘には大変なことでしょう。自身で解決して乗り越えることができれば……。そこで私はある方法をアドバイスしたのです。
もし「お姫さまごっこ」ならば主役のお姫さま役は取り合いになってしまうかもしれません。でも「動物ごっこ」ならば、うさぎさん役やネコさん役が何人いてもいいはず。これでやりたい役がかぶってしまっても大丈夫!
「今日は▲▲ごっこにしようよ」と違うものを提案したことで、娘の優しい気持ちがお友達にも伝わったのかもしれません。いつの間にか協調性もはぐくまれていたのかなと、娘の成長を感じることができた出来事でした。
文、作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子