<子どもの挫折>「頑張れ!」と続けた6年間。でもレギュラーを落ち続け【後編:ママの気持ち】まんが
前回からの続き。
小学校のころから合わせると6年間、息子の野球を精一杯応援してきました。それでもレギュラーになれなかった息子が明るく報告したことに、怒りと悲しみを感じてしまった私。
私は一連のできごとを自分の母に話しました。すると――。
実母「親が頑張った分だけ子どもの出来が良くなるわけじゃないからね。どんなに努力しても届かないことはあるし、それこそ社会に出たら同期や後輩に抜かされることなんてよくあるわよ。それでも諦めないで、野球を続けているなんて、私はそれだけでも充分価値があると思うわよ」
私:「そっか……」
実母:「難しいんだけどね。でも挫折をたくさん経験しているからこそ、人間的にも強くなっているはずよ。しっかりと見守ってあげなさい」
私:「うん……」
―――翌朝―――
私:「おはよう!」
息子:「おはよう……」
私:「いまの経験が全部まるごとあなたの人生の経験になるんだから……ね。お母さんたちは手を差し伸べてくれたら、いつでも応援するから!」
息子:「わかった……」
私:「あなたも口を出したいのであれば、まずは私たちと同じ目線になって言ってくれる? 息子がどれくらい頑張っているのか、知らないくせに偉そうなことばっかり言わないで」
夫は押し黙って考えているようでした。夫が息子に対する思いを変えようとするまで何度でも言い続けようと思います。
このまま卒業までレギュラーがとれるかは分かりませんが……それもすべて息子にとって必要な経験だと思い、見守っていきたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・べるこ 編集・秋澄乃
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