まんが【前編】「お腹の子は誰の子……」不妊治療中、元カレと一夜の過ち……その後、妊娠が発覚した話
わが家には10歳の一人娘がいます。娘を産んだ当時、私は25歳でした。本当は歳をあけずに二人目が欲しかったのですが、なかなか授からず……のんびり構えている間に、あっという間に時が過ぎてしまいました。
夫は真面目に働いているし、娘にも優しいですが、 私が家事や育児でどれだけ疲弊していても、ゴロゴロ横になってスマホをいじっているだけ。週末になると家族を放り出して、男友達と遊びに出かけてしまう。そんなことが積み重なって、どうしても夫への不満が膨れ上がって行き……異性として見られなくなり、セックスレス気味になっていきました。
普段はセックスレスだけれど、排卵日付近だけは夫婦生活を頑張りました。でも「作業」という感じで……いっさいときめきはありません。
しかし、1年以上続けていても、なかなか妊娠しません。
不妊治療をステップアップしなければいけないのかな……と思い始めていた、そのとき……。
大学のサークルの同期で久しぶりに会おう、とお誘いがありました。その中には、私の元カレ、エイジもいました。会うのは13年ぶりです。
その日の夜……私はエイジと一線を越えてしまいました。
夫には「終電なくなっちゃったから、みんなでカラオケでオールして始発で帰る」とメッセージを送りました。「OK」と短い返事が来ました。別に怒っているわけでもなく、いつもこうなのです。夫はあまり私に関心がないのです。
それでも「夫を裏切った罪悪感」で、胸が激しく痛みました。
翌朝、始発に乗り、家へと向かう私は、昨晩の過ちを心から反省し、エイジの連絡先を削除しました。その後、何度か連絡が来ましたが、無視しました。
もうエイジとは二度と会わない、そう、心に誓ったのです。
しかし、このたった一度の過ちが、後々大混乱を産むことになろうとは。このときの私はまだ知りませんでした……。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか