子どもの成績を上げるために最適な勉強場所はどこ?リビング学習のメリット
子どもにリビングで勉強をさせると成績がよくなる……。もしかしたら一度は聞いたことがあるかもしれませんね。ママスタコミュニティに中学生のママから子どもが勉強する環境について、気になる質問がありました。
『成績のいい中学生、リビング学習? 自室?』
勉強する場所というのは、実際のところ子どもの成績に影響があるのか……気になったとしても、同級生のママにはちょっと聞きにくいですよね。ママスタコミュニティにはママたちから興味深い体験談が寄せられました。
ママたちのリアルな声……リビング学習ってやっぱりいい!?
実際にリビング学習を実践してきたという子どものママから「成績はいい」というコメントが続々と寄せられました。
『自室だと絶対やらないから、小学生のころからリビング学習です。中学受験のときから専用のちゃぶ台で勉強していて、中学生になった今でも、それを使って勉強したりパソコンでレポート作ったりいろいろやっています』
『小学生からずっと。もうリビングの一角が子ども専用になっていて、教科書や参考書が山積みになっている』
『中2、5教科470点前後。小学生ときからリビング学習。始めは気を使ってテスト前はいろいろ我慢していたけど「いつもどおり生活してくれないと調子くるう」って言われて、ドラマみたり音楽聞いたり好きにしている。普段から自室には寝る直前にしか行かないタイプです』
『静かだと逆に集中できないらしい。まだ中1で定期テストはやっていないけど、各教科のミニテストはいつも満点』
コメントしてくれたママたちののご家庭では、「自室では勉強しない」「静かだと集中できない」といった子どもの性格に合わせる形で、リビングに学習になったといいます。その結果、実際に成績がいいという声は多かったようですが、やはりリビング学習はメリットがあるのでしょうか。
リビング学習で気をつけること
朝日小学生新聞が中学受験を経験したご家庭へ行った調査の中で、リビング学習を取り入れる際に気をつけたこととして、以下のようなことがあげられています。
『・リビング学習がメインだったため、下の子が横でテレビを見ていることがあったが、勉強している子から見えないようにテレビエリアと勉強エリアをカーテンで仕切り、テレビを見ている子は無線ヘッドフォンで音を聞かせるようにした。
・リビングで勉強がしやすいように、参考書や辞典、辞書、PCなど使うものは全てリビングに置いた。
・毎日のスケジュール管理は親がやり、コミュニケーションをとりながら、リビングで学習した。
・勉強机を広く大きいものにし、台所やリビングから見える位置にした。また食卓でもよく勉強した。常々、どこでもいいから、やりやすいところで勉強しなさいと言っていた。父親の部屋を作り、テレビはそこで見てもらった』
リビング学習を取り入れる際には、保護者も努力が必要なようです。勉強の進捗を保護者が確認しやすいことや、わからないことがあったらアドバイスできるなど、コミュニケーションを取りやすい点は、リビング学習のメリットといえるかもしれませんね。
切り替えのため!勉強は自室で
リビングと自室の使い方で頭を切り替えて勉強しているというお子さんもいるようです。リビングは休憩する場所なので勉強はしないという考えのご家庭もあるようですね。
『リビングは休憩場所で、気分を切り替えている。テキスト広げられるの嫌だし』
『おバカな長女と頭のいい次女がいるけど、どちらも自室で勉強するよ。たまに長女は気分がいいとリビングでするけど、次女は一切リビングではしない』
『小学生のころはリビング』
『リビングは低学年の間だけ』
小学校低学年のころは、宿題などを親が確認しなければならないという学校もあります。その場合はリビングで勉強をしてくれたほうが親も助かりますよね。自室での学習で成績や勉強の進み具合に影響がある場合は、自室でリラックスしてしまい勉強が捗らないというお子さんの性格もあるかもしれませんので、ママパパが集中しやすい環境を作ってあげることも必要になるのではないでしょうか。
図書室、塾……内容によって使い分け
そもそも、家はリラックスする場所として区別しているので、勉強は外の施設などでするという声もありました。
『塾の自習室。基本的に塾で全ての勉強を終わらせて家では自由に過ごしている』
『教科や内容による。社会の調べものとかは、勉強机より大きなテーブルに資料広げまくってやっている。気分によって自室とリビングと客間使い分けているよ。ちなみに偏差値60くらいの高校生』
『リビングでしたり、自室だったり、図書館だったり』
『日によって、リビングだったり。自室のちゃぶ台、自室の勉強机。塾の自習室』
調べものなどが必要な学習はリビングで、テスト前は自室でというお子さんもいるようです。塾や図書館などで勉強するお子さんもいるようですが、集中できる環境を自分で選べることは、子どもにとってうれしいことかもしれません。
子どもの性格に合わせて、学習環境を選択できる手伝いを
『リビングのカウンターだったり、隣の和室だったり。人がいるところでしか勉強しない。自室なんて、服を取りに行くくらい。寝るときも和室で転がっている……』
『塾が一番集中できるからって自習室入り浸り。たぶん誘惑に弱いんだと思う。「自室だとつい息抜きしちゃうんだよ」って。今は成績いいけど、その辺が課題だなって思う。1人でどれだけ自分を律することができるか』
家族が集まるリビングで学習して成績がいいというお子さんもいれば、自室学習や家以外で勉強をして成績がいいお子さんもいるようです。子どもが「どんな環境なら集中できるか」を一緒に考えて、集中できる空間を作ってあげれば、リビング学習の成果が出るということもあるのではないでしょうか。
文・すずしろゆうみ 編集・横内みか
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