ステップファミリーの我が家。自分の愛情を子どもに伝えられているか不安……
ステップファミリーとは、血縁のない親子関係やきょうだい関係をもって新たに築かれる家族のことです。今回ママスタコミュニティに投稿してくれたのは、連れ子がいる旦那さんと結婚したという、まさにステップファミリーのママさん。さて、どんなお悩みを寄せてくれたのでしょうか?
『14歳の娘がいます。夫の連れ子で、小学3年生から私が育てています。今日、出会う前の写真を見て「お母さん! このころの私、痩せてない? 家にあんまりお菓子がなかったからなぁ。お父さんはずっと帰って来なかったの(笑)。お父さん、ずっと遊びに行っていたんだよ(パチンコのこと)。そのときは仕事だと思っていたけどさ!」と。
たまにこうやって、私と出会う前の少し寂しかった話をする。夫はネグレクトだったわけじゃないんだけど、地元でもない土地でシングルファーザーでやっていくには寂しかったんだと思う。
私は出会ってから、子どもにはできうる限りの愛情はかけてきた。でも出会ったのがもう小学生を過ぎていて、娘はなかなか素直になれなくて、直接抱きしめたり、そんな風な愛情表現はしていないの。頭を撫でたり、一緒に泣いたり、髪をドライヤーで乾かしたり、そのくらい。今は私よりも10cm以上背が高くて、余計に私に甘えてこられないのは気付いている。
みなさんが、大きくなったお子さんを抱きしめるときはどんなときかな? 私の愛情は伝わっているのかな。たまに自信がなくなります』
14歳になる娘さんと、小学校3年生のときから親子になったと話してくれた投稿者さん。できる限りの愛情をかけているつもりだけれど、親子関係になったときにはすでに娘さんが小学生になっていたこともあり、ハグなどの直接的な愛情表現をしたことはないとのことです。そのせいかお子さんに愛情が伝わっているか不安になるとの気持ちを告白してくれました。
愛情表現はハグだけじゃないよ!ママたちの声
『文章を読んだだけでなんだか泣けてきた。大丈夫だよ、投稿者さんの愛情は伝わっているよ。抱き締めてあげて~、絶対にお子さんは嬉しいはず!』
『「寒いからくっつこう」って言って、抱きしめて「大きくなったね」って背中をトントンする』
『中学生になると、実子でも抱き締めたりはしないなー。出かけたときに腕を組んだり、手を繋いだりするくらい。投稿者さんの愛情はじゅうぶんに伝わっていると思うよ』
「直接的な愛情表現をしたことがない」と話す投稿者さんに対して、ママたちからは「ほかにも愛情表現はある」とのアドバイスが寄せられました。背中をトントンしたり、出かけたときに手をつないだり……そんな何気ないスキンシップで親子の仲が深まることもありますよね。もちろん、思い切ってハグをしてあげるのもひとつの手だと話してくれた方も!
投稿者さんの愛情はお子さんにも伝わっている!
『愛情はじゅうぶんに伝わっているよ! 反抗期になったときにキツイ言葉を言われるかもしれないけど、お子さんにとって母親は投稿者さんだけだよ。血の繋がっている親子と同じ。本当の母親として自信を持って!』
『伝わっているよ! 文面からそれがわかるもん。てっきり、「連れ子を愛せない」という相談かと思ったら、とっても素敵な相談。お子さんはとっても幸せだと思うよ』
『いいお母さんに巡り会えて、お子さんは幸せだと思う』
『甘えとは違うのかもしれないけど、投稿者さんに出会う前のことを話すのは、心を許していると感じました。愛情は伝わってるんじゃないかな?』
「投稿者さんの愛情は、じゅうぶんにお子さんに伝わっている」とのコメントを寄せてくれたママさんが少なくありませんでした。14歳という思春期に差し掛かった年齢ながらも、娘さんが投稿者さんと仲良く話している姿を文面から感じ取った方もいたようです。中には「投稿者さんは素敵なお母さん。お子さんは幸せ」とのコメントを投稿してくれた方も。こちらまで目頭が熱くなってしまいそうです。
ママたちのコメントを受けて。投稿者さんからの言葉
『優しい言葉ばかりですごく嬉しいです。涙が出ます! 子どもは反抗期らしい反抗期はありません。私に怒られたら、ふてくされて部屋にこもる程度。だからこそ「私に遠慮しているんだろうなぁ」と考えさせられます。「遠慮しているから、反抗もできないんだろうなぁ」と。でもみなさんが、「いい子に育っているのが証拠!」と言ってくださって嬉しかったです』
最後は、投稿者さんからのこのような言葉で締めくくられていました。「自分に遠慮しているから反抗もできないのでは……」と考えていた投稿者さんでしたが、ママスタコミュニティのママたちのコメントを受けて、お子さんとの仲の良さを再確認する結果となりました。
お子さんを思う母親の気持ちは、血がつながっていてもそうでなくても変わりはありません。不安に思ったり迷ったりしながら毎日を過ごすことこそが、お子さんを大切に思っている証拠なのではないでしょうか。
文・motte 編集・しのむ
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