若い頃、自己肯定感が低かった私……。娘と旦那が変えてくれたある出来事
私が若い頃のお話です……。
それからは褒められたとしても「そんなことないです。まだ下手ですから」と言うようにしていました。
そんなことを繰り返すうちに、だんだんと自分の作品がつまらないものに見えてしまって、私自身の自己肯定感も下がる一方でした。
そんな自己肯定感の低かった私も大人になり、結婚し娘を授かり、ママとしての毎日を過ごしています。
娘も4歳になり、大人ともおしゃべりができるお年頃になりました。
そんなある日、私が夕食のオムレツを作っていたら、娘が踏み台を持ってきて「見る〜」と見学しにきました。
火を使っているので離れてもらったうえで見学させていると、卵を割るたびに「すごーい!!」
卵を溶くたびに「すごーい!!」焼いてポンッ! とひっくり返したらスタンディングオベーションのごとく、猛烈な拍手の嵐。
すっかり私も嬉しくなって何回もオムレツをひっくり返してしまい、ちょっと形が崩れてしまったくらいです(笑)。
帰宅した旦那に猛烈スタンディングオベーションの話をしたら、旦那はオムレツを食べながらこう答えました。
「褒められるって嬉しいよね。だからこれからも2人で娘ちゃんをいっぱい褒めてあげような」と。
ただ純粋に娘に褒められたことで私の自己肯定感がかなり爆上がりしたのは事実です。褒められるって本当に嬉しい。
すると旦那が「娘ちゃんがカヨを褒めるってことは、カヨがちゃんと娘ちゃんを褒めてるからだよ」と。
旦那の言葉が嬉しくてちょっと泣きそうになってしまいました。
娘は毎日、私のことをたくさん褒めてくれます。
旦那のことも、周りの人のことも褒める、自己肯定感をあげる天才です!
そしてニコニコして挨拶する娘を「かわいいね」と言ってくれる方々に
「ありがとうございます! うちの娘、とてもかわいいんです」と今日も胸を張って言っています。
適度な謙遜はコミュニケーションとして大事です。ですが、使い方は間違えないようにしたいなと思います。