マイホームを買ったけど、人目が気になるから引越したい……悩めるママへのアドバイスは？
やっと手に入れたマイホーム。大きな決断をして手にいれた家で、楽しく幸せな生活を夢みて暮らしはじめることでしょう。でも、実際に住み始めてから家に不満が出てしまうこともあるようなんです。ママスタコミュニティに、あるママからお悩みが投稿されました。
『今の家が嫌で引っ越したい。
2年前に購入して、家の間取りや設備には特に不満はありません。ただ家の場所がそれなりに交通量のある道路沿いなんです。買う前から気になっていたけど、人目が気になってしまいます。子どもの友達にここが○○さんちって思われるのがなんだか嫌なんです。解決法があれば教えてください』
住み始めてまだ年月が経っていないけれど、住んでいる家が知られているため人目が気になり引っ越したいという相談者。さらに、家が売りに出されてから購入までしばらく経っていたそうで、近隣住民に間取りや価格なども知られていることも抵抗を感じている原因のようです。
実際に家を購入したママの中にも、同じような気持ちを経験している人もいるのではないでしょうか？ また、人通りの多い場所の家の購入を迷っているママもいるかもしれません。相談者の悩みを解決するために先輩ママたちから届いたアドバイスを、ぜひ参考にしてみてくださいね。
人目が気にならないように家に手を加えてみたら？
『家の周りや家の中を好みの感じに手を加えていったらどうかな？私もかなり入居当初は荒れて泣いたりして旦那と揉めたけど、庭を綺麗にしてみたりインテリア工夫したりしてる内に少しずつ、まぁいいかと思えるようになったよ』
『家に自信を持てるように外構にお金をかける。自信がないから嫌なんじゃないかな？ 私は家にも外構にもお金をかけたから家知られても全然大丈夫。むしろ褒められたら嬉しい』
自信を持てる仕上がりになっていれば、この家に住んでいると知られていても気にならない、むしろ褒められることもあって嬉しくなるのではないかというアドバイスです。自信を持てるように手をかけてみたら新居での暮らしも楽しくなりそうですよね。
気にしているのは意外と自分だけ？他人は実は気にしていないことも
『他人は相談者が思うほど気にしてないよ。「ここが◯◯ちゃんちね」程度』
『家を購入して後悔していることがあると周りの家まで気になるけど、そうじゃない人はそんなに他人の家なんて気にしないんじゃない？』
『深い意味なく「家どこ？」とか「この前あそこの道通ったら車見たけど◯◯さん家？」とか聞いてしまう。ただの会話の一部なんだけど』
子どもがいて地域とのつながりが深くなると、家の場所を知られることはけっして珍しいことではありません。この家は誰の家ということは知っていても、だからといって何かを注目しているわけではないのです。また、家の購入を検討している人や購入して間もない人にとって新しく販売された家は興味をもつ対象になりますが、それも自分の家に活かすための興味本位がほとんど。世間話のきっかけとして活用しているだけの人もいるようなので、あまり気にしすぎないことが大事かもしれませんね。
デメリットはメリット！防犯にも子どもの出す音にも安心
住んでいる当人はデメリットと思っていることも、見方を変えればメリットになることもあります。相談者が気になっていた道路沿いにあり、人目につく家もママたちのアドバイスを通してみると魅力ある家だと再認識されますよ！
『うちも通り沿いの角地だから、いろんな人に知られてるよ。初めて会った人でも、「あそこの家ね！」って言われることもある。私はわかりやすくて気に入ってるけどな』
『私は宅配の仕事やってるんだけど、場所が分かりにくい家って本当に困る。相手も「周りに目印ないし、近くの道も狭いので説明しにくいです」って困ってること多いし』
すぐ人にわかってしまう人目につく場所というデメリットは、わかりやすいことがそのままメリットに。初めて家に招待するお友だちや、宅配の人にもわかりやすくて便利ですよね。
『私の家も通りに面していて車の音がうるさい。その分、家で子どもが騒いでも隣近所には聞こえない。夜に掃除機かけても平気。確かにママ友もみんな車や自転車で家の前通るから、車があるかないかで出かけてるかすぐわかっちゃう。けど、シーンとしてる住宅街のように、あの家が夫婦喧嘩してる、となりの声がうるさい、子どもが泣いてる……とかわからないから気が楽です』
交通量が多く外からの人目も気になるというデメリットは、周りの音によって家から出る音がかき消されるというメリットに変わります。子どもが出す音を気にせず思いっきり遊ばせてあげられると思えば、ママも嬉しいですよね。
『人目につくから泥棒とか不審者には狙われにくいかなと勝手に思ってます』
『人通りの多い所って、何かあったときに目撃者がいるので解決に向かいやすいです。うちではそんなことがありました』
人から見られやすい家ということは、通行人が自然の監視カメラ代わりとなって泥棒や不審者の侵入を防ぐことが期待できます。常に見られていることが落ち着かないデメリットも、いつも見られていることが簡易の防犯対策になるならば嬉しいメリットになりますね。
時間が解決してくれることも……経験者が感じる「慣れ」
『五年住んだら慣れたよ。オープン外溝だから何もできないし』
『私の実家がそうです。しかもすぐそばに信号機があるから通勤時はもちろん車がたくさん停まります。その度視線気になって……。でも長年暮らしたら全く気にならなくなりました』
こだわって手に入れた家だからこそ、住み始めてから感じる不満点はとても気になってしまうものでしょう。でも、その家での生活に慣れていくことで、気になっていた点も徐々に受け入れていくことができるようです。
また、ママスタコミュニティには先輩ママからこんな体験談が寄せられました。
『子育てや家族が上手くいってると気持ちが楽。家や住む場所とかでイヤなことはあるけど、子どもがちゃんと育っているの見ると安心するよ。この家でもちゃんと育っているんだし、まぁいいかって』
家は生活を豊かにしてくれる手段ではありますが、幸せを感じるのは中に住んでいる人です。「家」ではなく、住む人の「暮らし」に目を向け大切にすることも、気持ちを切り替える解決策のひとつではないでしょうか。家族が楽しく暮らしていれば、値段や場所にかかわらず、相談者が気にしている「人目」にも幸せな家にうつると思いますよ！
文・小栗あゆみ 編集・横内みか
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