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絵本の「適正量や選び方」が分からない……。ママたちの工夫から知恵を拝借

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自宅の絵本はどれくらいありますか? また、どんな本が多いですか? 絵本選びには子どもの趣味や、ママとパパの趣味も反映されますよね。また絵本は買うという人もいますが、借りるという人もいるでしょう。今回は子どものいる家庭の本棚を参考に、「絵本の適正量や選び方」について考えてみようと思います。

20~1000冊まで!絵本の適正量は家庭によって様々

ママスタコミュニティに、持っている絵本の数についての投稿が寄せられていました。

『2歳、0歳。20冊くらいしかない。ほとんど図書館で借りてくる』

『2歳男児。40冊くらい。ノンタン、アンパンマン、トーマスの絵本が好き。特にトーマスはブームがきてるから、毎日読んでる』

『絵本が好きなので400~500冊ぐらいはあります』

『2歳、8歳、10歳、1000冊くらい』

1000冊あるという声にはさすがに驚きましたが、絵本の数は家庭によってまったく違うということがわかります。また、ほとんど図書館で借りてくるというママもいて、買うか借りるかという選択をしているママたちの現状も見えてきます。

5歳と2歳の男児がいる我が家の本棚

5歳と2歳の男の子がいる我が家の本棚

筆者には5歳、2歳の子どもがいますが、自宅の絵本は約150冊にも及びました。その理由としては、幼稚園から定期購読している本を毎月持ち帰ってくること、通信教育の冊子が毎月届くこと、義理の母がプレゼントとして本をくれることなどがあります。おかげさまで図書館に行く必要がないくらい本には困りません。しかし「本が届くのを受け身で待っていることが多いため、本当に子どもたちの好きな本を選んであげられているのか」という不安もあります。好きな本を厳選して少数に絞る方が、繰り返し読んでくれて頭に残るのではないかと思うこともあります。絵本の量は多いも少ないも、良し悪しがあるのかもしれません。

本棚の中段はほとんどが通信教育や定期購読で受け取ったもの

本棚の中段はほとんどが通信教育や定期購読で受け取ったもの

本の内容の選び方には「ママの工夫」が込められている

それでは膨大な数がある絵本の中から、ママたちはどのようにして購入する絵本を決めているのでしょうか? 絵本は1冊あたりの値段が安くはないため、欲しがるものをすべて与えるという訳にはなかなかいきません。量が増えると、場所をとるため収納できなくなってしまうという問題も出てきますよね。絵本選びをするときに、ママたちがどんな工夫をしているのか、ママスタコミュニティの投稿を参考にまとめてみました。

「絵本の定期購読」を利用する

『年齢別に読んだらいい本をピックアップして毎月1、2冊送られてくるよ。
うちの両親が誕生日プレゼントとして1年分まとめて払ってくれてた。宅配頼まなくてもそういう宅配やってるとこのサイト見て参考にしてもいいよね』

『家も両親からのプレゼントに宅配絵本を頼んでる。絵本のプレゼントって本当にありがたい』

年齢に合った絵本を自宅に届けてくれるというシステムがあり、それを利用しているママもいるようです。筆者の友人がこのシステムを利用していましたが、「自分が絶対に買わないなという絵本も送られてきて、意外に子どもが食いついたりして、興味深かった」と話していました。絵本が増えてしまう、お金がかかるなどという問題はありますが、絵本選びに悩むママは利用を考えてみてもいいかもしれません。

「図書館」を利用して子どもに好きなものを選ばせる

『とりあえず図書館に連れて行って子どもに自由に選ばせて同じ本3回以上借りたらその本買うようにしてるよ』

図書館だったら、好きなものをいくらでも選ばせてあげられます。また借りて終わりにするのでなく、同じ本を数回以上借りたらその本を買えば、子どもが本当に気に入ったものを買ってあげることができそうですね。

「ママのお下がりの絵本」を利用する

『100冊以上あるけど、私のお下がりの絵本も何冊かあるよ』

『数えたら47冊あったけど、13冊は私の子どもの頃のお下がり絵本。たまに落書きあるけどほぼきれいだし、子どももなぜか絵本は丁寧に扱ってくれてる』

ママのお下がりということは、数十年を超えて絵本が親から子に渡るということになります。実際に、筆者も自分のお下がりの絵本を何冊か置いていますが、おもちゃや洋服に比べると、絵本は劣化しづらいという印象があります。また古い作品が色褪せずに時代を超えて愛されているため、お下がりさせやすいという風に感じます。

子どもがいる家庭の「絵本棚」を拝見してみた

次は、子どもがいる家庭の絵本棚を見せてもらいました。

3歳男の子がいる家庭の本棚

3歳男の子がいる家庭の本棚

この絵本棚は3歳の男の子がいる家庭のものです。この家のママは、自分自身も絵本好きで、自分が好きな作者の絵本を集めているそうです。子どもが好きな電車や働く車の絵本もどんどん増えてきて、いろいろな本が混ざっているようですね。本の数は、約60冊持っているということです。

4歳男の子と2歳女の子のいる家庭の本棚

4歳男の子と2歳女の子のいる家庭の本棚

この絵本は4歳の男の子と2歳の女の子のいるおうちのものです。お兄ちゃんが好きだったトーマスや仮面ライダー、車などの本を中心に、図鑑や英語の本など、お勉強の本も多い印象です。本の数は約70冊あるということで、収まりきらなくなってきたので、新しい本棚を買うつもりだと話していました。収納方法もさまざまで、絵本の数、内容も含め、家庭による個性が出ていました。

家庭によって個性がありましたが、子どものために絵本を選んであげたいというママたちの思いは共通ですよね。子どもたちが成長するのに伴い変化していく趣味や学びに合わせて、ぴったりの絵本を手に取らせてあげたいところです。選び方は異なっていても、各家庭に合ったやり方で、その時その時に合わせた「我が家の絵本棚」を作っていってあげることが大切なのかもしれません。

文・高村由佳

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