小学校高学年、お手伝いする男の子は少数派?と思ったけど
ママスタコミュニティに、高学年の男の子をもつママから
『お子さんはお手伝いをしますか? うちは、やりたがらず困っています』
との投稿がありました。同世代の息子さんがいるママからのコメントはいろいろ。
『頼めばしてくれるけど、自分からはしないかなぁ』
『なにもしないよ』
など、男の子にお手伝いをさせるのは難しいと嘆くコメントがある反面、
『買い物に行くと荷物を分担して持ってくれたり、帰宅して冷蔵庫に入れるのを手伝ってくれる。あと私の体調が悪いときは、お米をセットしてくれたり「お風呂あらう?」って自分から声をかけてくれる』
『ゴミ捨ては彼の役目。平日は忙しくてそれぐらいだけど、休日はお米をセットしたり、お昼に焼きそばを作ったり。長期休みは、洗い物や洗濯物たたみとか。最近は料理に興味がある』
といったように、あたりまえのように手伝うというエピソードも寄せられました。
筆者には小学5年生と2年生の息子がいます。どちらもお手伝いをしますし、料理はとくに好きで取り合うようにやってくれます。ママスタコミュニティを読み「もしかしてお手伝いする男の子は少数派?」と疑問に思い調べてみました。
子どものお手伝い、男女差はある?
平成28年度に行われた“全国学力・学習状況調査”のアンケートによると、家のお手伝いをしている小学6年生は82.8%でした。このアンケートは男女別の集計はありませんでしたが、8割ものお子さんが普段からお手伝いをしているようです。
また2014年に厚生労働省が行なった“第12回21世紀出生児縦断調査”では、小学6年生の男の子は79.3%、女の子は82.7%がお手伝いをしていると報告されていました。男女差は3.4%とごくわずか。多くの家庭で男の子もお手伝いをしていました。
お手伝いの内容をみると、男の子ではお風呂や部屋の掃除が多く、次いでゴミ出しになっていました。女の子は掃除が多いことは同じでしたが、2番目は料理でした。この調査報告では、お父さんが家事をする家庭の子どもは、男女ともお手伝いをする割合が高くなったと発表されています(*)。
高学年なら家庭のスタンスを伝えることも可能
小学生でも高学年ともなれば、両親の姿をよく見ていますし「なぜお手伝いをするのか」を話し合える年齢でもありますよね。先ほどのママスタコミュニティには、家庭のスタンスを子どもに伝えているというコメントもありました。
『今は共働きの時代。もしくは生涯独身。なので家事は今から教えます』
『風呂そうじ、トイレそうじ、ゴミの日のゴミ集め、掃除機をかける。将来のため、自分が困らないためだよと話しています』
『我が家は食べたものは片付けさせています。部屋そうじも。みんなの家だよ。ママだけの家じゃないよと教えています』
勉強、スポーツ、ゲームや習い事など、日常ペースができあがっている高学年の子どもに、親のペースでお手伝いを頼むと、嫌な顔をするかもしれません。土日や長期休みに1つずつ、関心を持てそうなお手伝いから始めるのもアリではないでしょうか?
少しずつできる家事を増やしていって、大人になったときには、家事分担できるステキな男性になってほしいですね。
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