山根良顕:第2回 奥さんと一緒に楽しむのが自分にとっても一番良いと思うんです
お話のなかに、奥さまへの愛が溢れている山根さん。
第2回目は、インスタグラムの裏話と結婚式にまつわるお話を伺っていきます。
山根さんのインスタグラムがいま、ママの間でも評判です。山根さんは気持ちを言葉にして伝えているのがステキですね。
世のなかの旦那さんて、思っていてもなかなか言えないことが多いんじゃないかなと思うんですよね。
僕らのようなタレントは、仕事でコメントを求められたら話すし、インスタなど発信する場があるから、奥さんにも伝わるし、それを見ている方が「そういうこと言ってもらえていいなぁ」と感じてくれているんだと思うんです。世のなかの旦那さんにもそういう機会があれば、きっと言葉にして思いを伝えるんじゃないですかね。
それに相手がどういう思いなのかって、やっぱり言葉にして伝えないとわからないじゃないですか。
僕自身はそういう意味で、インスタをやっていて良かったなとは思いますね。改めてきちんと思いを伝えられるので。
奥さまはインスタグラムを見ていますか?
見てますね。僕の投稿した写真を見て「こっちの写真のほうがかわいいのに」とダメ出しすることもあります (笑)
僕が撮っている写真だけでは、良いのがなかったりするので、奥さんに撮った写真を加工してもらって送ってもらうのですが、そのなかから僕が選んで投稿した写真も奥さん的には違ったりすることがあるみたいで(笑)
僕のインスタグラムをたくさんの方に見ていただけるのは、奥さんのセンスで撮った写真があるからこそだと思っているので、感謝ですよね。
山根さんのお話を聞いていると、常に奥さまの気持ちを考えて行動している印象を受けます。意識されていますか?
奥さんが楽しい方が、自分も気分が乗りやすいじゃないですか。
相手の気分が良くないのに、自分だけ楽しもうというのはなかなか難しいから、奥さんと一緒に楽しむのが自分にとっても一番良いと思うんです。自分が居心地の良い環境を作るには、相手の気持ちを考えるのも大切なことだなと思っています。
そんな相手の気持ちを考えている山根さんでも、奥さまとケンカすることはありますか?
もちろん、ケンカもしますよ。奥さんに頼まれていたことを、僕が忘れていて怒られたり。
ケンカというか、基本は、僕が怒られることが多いんですけど(笑)
山根さんでもケンカするんだと安心しました(笑)奥さまとのお付き合いのなかで、忘れられない大きなケンカはありますか?
結婚式の準備のときですね。
結婚式の準備って、仕事でバタバタしてるとどうしても奥さん任せになってしまうじゃないですか。そうすると、「なんでやってくれてないの? あなたも来られないなりにやってほしいことがある」と言われたり。準備を任せ過ぎるのもよくないですが、奥さんが決めたい部分もあり、やっぱり揉めまして、一度「もう別れる!」ってなったことがありました。
そうしたケンカを乗り越えて、絆も深まりましたか?
そうですね。結婚式って2人で一緒につくるものだから、自然と絆も深まると思います。僕にこだわりがないから、それでイラっとさせちゃうこともあったんですけど、基本は、奥さんのやりたいことに僕が合わせられるので、それが良かったのかなと思います。
結婚式は、身内、友達、先輩を呼んだんですが、式自体は、奥さんがやりたいという内容にしました。コスト削減のために、自分たちで飾りを手作りしたりしたのもいい思い出です。
結婚式で、山根さんから奥さまへのサプライズは準備したんですか?
サプライズというか、プチサプライズ的なものはしました。
海外の結婚式みたいに、「みんなでダンスをやりたい」って奥さんが言っていたんです。
だけど、事前にみんなで練習しなくちゃいけないようなのは難しいよって話をしているうちに、奥さんの妊娠がわかって。式での踊りはなしにしようって一旦はしたんです。
でも実は、奥さんに内緒で練習してて、披露宴で音楽を流して、みんなに踊ってもらったんです。
結局、奥さんも楽しくなって一緒に踊っちゃったんですけど、すごく喜んでくれました。
第2回目にして、すでに山根さんの印象がずいぶん変わったという方も多いのではないでしょうか。
山根さんが語る言葉のひとつひとつには、とても気持ちがこもっていて、夫として、パパとしての優しさに感動する場面もたくさんありました。まだまだ、ステキなお話が続きます。次回もお楽しみに!
(取材、文・上原かほり 撮影:泉三郎)
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