<ぼっちで自己否定?>中学1年生のわが子は友達が少ない。親の私もママ友0人だから気になってしまう

子どもにはたくさんのお友達に囲まれて、日々楽しく過ごしてもらいたいと考えるのは親の常でしょう。しかし子どもの性格やタイプによっては、「1人でおとなしく過ごすほうが好き」という子もいるのではないでしょうか。先日ママスタコミュニティには、「子どもの友達関係を気にするのをやめるには?」というタイトルで、こんな投稿が。中学1年生の投稿者さんのお子さんは、おとなしい性格でお友達も少ないそうです。
『休みの日に遊ぶこともあまりなく、学校での様子も教えてくれないので、クラスにちゃんと友達がいるのかもわかりません。部活は小学校からの友達が何人かいるので、楽しく参加しています。息子なりに頑張って学校に通っているし、友達が少ないからといって悩んでいる様子も全くありません。授業参観で見た、輪に入れていない息子、宿泊訓練の写真でポツンとしている息子、地域の祭りの日も誰とも約束していない息子。もう12年育ててきてこれが性格なんだから、友達がたくさんいて明るくて元気な子たちと比べても仕方ないのに、悩んでしまいます』
投稿者さん自身も学生時代に友達が少なく、今もママ友はいないとのこと。学生時代は友達が少ないのは恥ずかしいことだと思っていたのだそうです。息子さんに友達が少ないことを、自分自身のコンプレックスと重ね合わせて気にしている投稿者さん。息子さん自身は特に人間関係に悩んだり、学校に行きたくなかったりといった様子もないので、投稿者さんだけが悩んでいる様子です。息子さんの友達関係を気にしないようにするためのコツをママたちに聞いていました。
生まれ持った気質もある!友達が少ないメリットを考えよう
『人付き合いが下手な子に、多くを求めるのは酷ではありませんか? 運動が苦手な子に、かけっこで1位を取りなさいとは言いませんよね。友達がいないかもしれないのに、休まずに学校へ通っているだけでも偉いと思いますよ』
『逆に言えば、素行の悪い子たちとつるまなくていいし、悪いことだけではないと思うけど。元々真面目で勉強はできるけど、染まりやすい子は素行の悪い子とつるむようになって、成績が下がって本来行きたかった高校を受けられなかった、とかあったし。部活に友達がいるならそれでいいと思うけどね。友達がいないことのメリットに目を向けてみたら?』
息子さんは友達が少なくても問題なく学校に行っていて、部活も頑張っているということです。何も悩む必要はないですよね。たとえば友達が少ないと人間関係のトラブルも少ないというように、今の状況のいい面を見るほうにしてみると、投稿者さんも少しは楽になるのではないでしょうか。また「自分に友達がいないから、息子にも友達がいない」と感じている投稿者さんに対し、「私は友達がいないけど、娘は友達が多いから生まれ持ったその子の気質だよ」というコメントもありました。性格がそのまま遺伝するという話ではなく、人それぞれ生まれ持った得意不得意があり、環境や出会う人によっても変わってくるでしょう。息子さんの今の友達の少なさを自分のせいだと思うのは、きっと考えすぎではないでしょうか。
自分自身のことで忙しくなれば、子どものことは気にならなくなる
『あなた自身にコンプレックスがあるんだね。今からでも友達を作ってみたら?』
『私の子だから仕方ないと開き直るか、子どもは私と違うと見ないようにするか。コンプレックスを子どもに投影するのは違うよ。子どもが悩んでいたら考えたらいい。友達が少なくても、自分が楽しめるならすごいんだから。それにまだ12歳なら、今から高校や大学に行ったり働き出したりしたら、めちゃくちゃ社交的になるかもしれない。あとは、子どものことが気にならないぐらいあなたも日々を楽しんで、他に目を向ける』
また投稿者さんは、今もママ友がいないと綴っていました。休みの日などにお友達とご飯に行ったり、外に目を向けたりすることが少なく、関心ごとがすべて息子さんにいっているのではないでしょうか。そのため息子さんの友達付き合いが、気になって仕方ないのかもしれません。今からでも友達を作ったり、日々の楽しみを見つけたりすれば、息子さんのことはある程度気にならなくなるでしょう。息子さんと自分を同一視して、本人が悩んでいるわけでもないのに、あれこれ悪い面ばかりを見てしまうのは息子さんが不憫です。自分のことがもっと忙しくなれば、息子さんのことをいちいち気にしなくて済むのではないでしょうか。
「息子は息子」と割り切って!まずは友達がいない自分のことを認めてあげよう
『割り切ってほしい。私が息子さんと似た感じでぼっち行動が多い子どもだったけど、母がいつも否定してきて辛かった。「自分は友達が沢山いたのに」とか「自分から話しかけろ」とか、いらんアドバイスもあった。おかげで自己肯定感が本当に低く、自分に自信が持てない。一番身近な母に性格を否定されるって本当に辛い。口には出さなくても態度でわかってしまう』
投稿者さんは友達が少ない息子さんを心配しているのではなく、「自分が息子を気にしすぎてしまうことをやめたい」と綴っていました。もしかすると息子さんは、母親である投稿者さんが、自分の友達の少なさを案じていることを察しているかもしれません。実際に自分の母親から、友達付き合いについて否定されてきたママからは「おかげで自己肯定感が下がった」という体験談もありました。息子さんは友達が少なくても、その友達と友情を育んでいるわけですから、友達の数がその子どもの価値を決めるわけではないのは明白です。今の息子さんを否定せず、「息子は息子」と思うことが大切ではないでしょうか。
そして投稿者さんが自分のコンプレックスを息子さんに重ねてしまうのは、友達の少ない自分を認めていないからでしょう。投稿者さんに必要なことはまず、「友達が少なくてもいい」と自分自身を肯定することかもしれませんね。だんだんと自分を認められると、息子さんの友達関係が気になることもなくなるのではないでしょうか。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・Ponko
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