2017年1月、『ロミオ&ジュリエット』上演決定!知る不朽の名作に挑む、若い4人のキャストに注目
来年1月、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の上演が決定しました。本作はいわずと知れたシェイクスピア普及の名作『ロミオとジュリエット』を、フランスのジェラール・プレスギュルヴィックがミュージカル化したもので、2001年フランスでの初演大成功を皮切りに世界各国で500万人以上を動員した傑作ミュージカルです。
日本では2012年、宝塚歌劇団星組によって初演が行われ、すでに4回の上演を数えます。また、オリジナル版としては2011年の初演、2013年の再演といずれも大好評を博し、三度目となる今回は宝塚歌劇団の小池修一郎さんにより振り付け・美術・衣装すべてを一新、キャストも新演出版とした、新生『ロミオ&ジュリエット』となりました。
先日行われた制作発表会において新キャストが登場し、意気込みを語ってくださいました。
「小池先生演出の『ロミオ&ジュリエット』は世界でいちばん好きな作品です。初めて観たときから、また僕が初めてミュージカルに出演した後から、ずっとこの舞台に立つことを夢見て精進してきました。そして今、ロミオとしてこの場にいられることをたいへんうれしく思っています。観てくださった方たちにとって最高級の思い出になるような舞台にしますのでぜひご期待ください!」
熱い思いで語ったのはロミオ役の大野拓朗さんです。NHK大河ドラマ『花燃ゆ』、朝ドラ『とと姉ちゃん』などテレビでも活躍されていますが、本作のオーディションに向けてボーカルやダンスなどのレッスンに励んできたそうです。
今回はロミオ・ジュリエット共にダブルキャストとなります。
もうひとりのロミオは前回の再演に続き、2回目の挑戦となる古川雄太さんです。
「前回にひき続きロミオを演じられることをうれしく思っています。ただ新演出ということで、新作に挑むつもりでやっています。この作品はとても哀しい話ですが、観てくださった方が最後に何か希望を感じられるような、ピュアなロミオを作っていきたいと思います」
ジュリエットにはまず乃木坂46から生田絵梨花さん。
すでに『虹のプレリュード』『リボンの騎士』などでミュージカル主演の実績をもつ実力派です。
「3年前にこの作品を観たとき、本当に感動と衝撃を受けて、いつかジュリエットをやりたいと思い続けていました。今ここに立てていることが嬉しくもあり、不思議な感じもしています。ラブシーンもあるのでファンの方は心配されると思うんですけど、今度はロミジュリのファンになってもらえるようにがんばりたいと思います」
もうひとりのジュリエットは木下晴香さん。
『全日本歌唱力選手権歌唱王(日本テレビ)』の決勝進出を機に抜擢された現役の女子高生で今回が舞台初挑戦となります。
「小さい頃からミュージカルが大好きだったので、今回ジュリエット役でいつも観客として憧れていたキャストの皆さんと同じ舞台に立たせていただくことが本当に夢のようで、すごく嬉しいです。まだまだ不安でいっぱいですが、全力でジュリエットを演じたいと思います」
ベテランと新人が入り混じってどんな化学反応を見せてくれるのか、今から楽しみですね。
そのほかにも、Kバレエカンパニーの宮尾俊太郎さんなど豪華キャストによる新生『ロミオ&ジュリエット』、2017年1月15日から赤坂ACTシアター、2月22日から梅田芸術劇場にて上演です。
文・編集部