いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<離婚する?復讐する?>やっぱり俺は……自分の子どもほしかった!【第9話まんが:トモヤの気持ち】

前回からの続き。俺(トモヤ)は、妻のナツキと2人暮らしをしていた。ナツキとは高校の同級生だ。実は高校時代に、俺たちは一度子どもを授かっていた。しかしまだ若く、産んで育てるということに現実味がなかった俺たちは、ナツキのお腹の中にいる命を空に返す選択をしたんだ。それからもずっと一緒にいる俺たちのもとに、再び子どもが戻ってくることはなかった。これがあのときの罰なのか……。そんな風に思いもするし、これからもナツキと2人で穏やかに暮らしていければいいとも思う。けれど一方で、いつまでこの罪を背負わないといけないんだ……そんな風に思う俺もいたんだ。

【修正版】9_1

9-2-1fix

高校生のころ授かったとき、ナツキに「産みたい」と言われたが、俺はその気持ちにこたえてやることはできなかった。そのあと結婚したけれど、二度と俺たちのもとに赤ちゃんは戻ってきてくれなかった。これは、あのときの罪を一生背負えということ……でもこんな気持ちいつまで……。

そして次第に、ナツキと一緒にいることが辛くなってきた。ミナとの出会いは、そんな俺を救ってくれたんだ。

9-3-1

「いまだって、自分の子どもが欲しい。でも妻の前ではもうそんなこと……言えないんだ……この間も奥さんから、親にはなれなかったから、ペットを育てたいって言われて……なんか複雑な気持ちになっちゃってさ」

俺はミナに話を聞いてもらうようになった。

ミナはいつも俺の苦しみを一番理解してくれていたんだ。

9-3-2

子どもを堕ろした苦しみから、いったいいつになったら楽になれるのだろうか。
そう考え続けた結婚生活だった。
ナツキと一緒にいると、楽しいけれど苦しかった。
ミナと一緒にいると、心が休まった。
そろそろ手放していいとミナに言われて、俺は確かにその通りかもしれないと思ったんだ。
ナツキも俺も、充分苦しんできた。
でももう終わりにしよう。
お互いに新しい人生を生きた方がいい。
俺もミナと一緒に生きていきたい。
そんな風に思い始めた頃、ミナの妊娠が判明した。
その報告を聞いたとき、俺はものすごく嬉しかったんだ。
やっぱり俺は自分の子どもが欲しかった。
ナツキにどんなに恨まれてもいい。
これからはミナとお腹の子どもと一緒に生きていこう。そう決意したんだ。

【第10話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よし田 編集・石井弥沙

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

よし田の記事一覧ページ

関連記事

<離婚する?復讐する?>親も大賛成でホッ!離婚する3つの条件?【第10話まんが:トモヤの気持ち】
【第1話】から読む。 前回からの続き。俺(トモヤ)は、妻のナツキと2人暮らしをしていた。ナツキとは高校の同級生だ。実は高校時代に、俺たちは一度子どもを授かっていた。しかしまだ若く、産んで育てるという...
<離婚する?復讐する?>26年前の罪⇒高校生で妊娠「またいつか……」未来を信じて【第1話まんが】
私(ナツキ)は、夫のトモヤと2人暮らしをしています。トモヤとは高校の同級生でした。高校時代からお付き合いがはじまり、紆余曲折ありましたが現在も仲良く暮らしています。数年前にマイホームも購入。平日はお互...
<ドロ沼!不倫の密告>ウチの旦那が不倫?手紙で暴かれた真実に……「ツラすぎる!」【第1話まんが】
私はシズカ(35歳)。結婚10年目の旦那・トモヒコ(40歳)と、小学4年生の娘・ウタの3人家族です。トモヒコは年々きつくあたってくるようになり、私は辛い思いをしています。それでもウタのことを考えると離...