<図々しい値切り!>家計カツカツ……値切りはNG?「恥かいた!」【第5話まんが:アヤナの気持ち】
前回からの続き。私の名前はアヤナ。幼稚園生と小学生、2人の子どもを育てています。ここだけの話ですが、わが家は家計が苦しくて毎月カツカツ……。ほとんど貯金すらできないような生活ですが、毎月うまくやりくりしながらなんとか生活しています。とはいえ節約せずに生活をするのが難しいため、自分の美容に関しては疎かになってしまうことも少なくありません。
幼稚園に着くと、仲のいいママ友たちがなんだか騒いでいます。
子どもを幼稚園に送ったあとのママたちが、ある話題でもちきりになっていました。私が輪の中に割って入っていくと、1人のママが見せてくれました。爪にはジェルネイルが施されています。その可愛さに、私は思わず「わあ……」と言ってしまいました。
同じクラスのママがネイルサロンをやっていたなんて。その存在すら知らなかった私は驚いてしまいました。ネイルの可愛さ、そしてみんなのノリに負けてつい予約してしまいました。
ネイルサロンなんて初めてなのでドキドキします。カオルさんは慣れた手つきで丁寧に施術してくれます。
施術前にカオルさんから提示された金額は決して安いものではありません。特に経済的にひっ迫しているわが家には結構なダメージです。もしみんなのように毎月ネイルをするとなるとかなりの出費になるでしょう。でも今回の1回だけなら大丈夫かも……。そう言い聞かせて施術が終わるのを待ちました。施術が終わると、私の爪は見違えるように綺麗になりました。カオルさんは自分の仕事にやりがいを持っているのでしょう。もしかしたらカオルさんにとっての仕事は、お金を稼ぐ手段ではなく、人生を充実させるためのものなのかもしれません。だからこそサロンにたくさん押しかける幼稚園のママたちみんなに値引きできるのではないでしょうか……。毎日お金のためにパートに出ている自分がなんだか惨めに感じてしまいました。
もしお金が目的じゃないなら……ちょっと言えばもう少し値引きくれるんじゃないかしら。せっかく来てあげたんだし……! ふと思い立った私は、相談をしてみることにしました。
カオルさんは少し困った顔をしたあと、「もともと幼稚園のママ友は少しお値引きさせてもらってるから、ごめんね」と断られてしまいました。あっさり断られた私は恥ずかしさと悔しさでいっぱい。そしてその感情は、帰り道にはいつのまにか「怒り」に変わってしまっていたのです。
幼稚園のママ友たちから評判が高い、カオルさんのネイルサロンで施術をしてもらった私。まるで自分の爪ではないほどにキレイになって、技術には大満足でした。しかし問題は料金。もしお金のために仕事をしているわけでなく、お客さんがキレイになるのが嬉しいだけなら、もう少し安くしてくれてもいいと思うんです。あっさりと断られてバカにされた気持ちになった私。こちらが客なのに恥をかかされてしまったので、"客"としてちょっとした嫌がらせをしてやろうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・横内みか