＜ワタシ抜きで飲み会＞聞いてない……ウチに子どもを預けて飲み会？ママ友のウソに絶句【前編まんが】
最近のお話です。私（アミ）には小学5年生の娘サクラがいます。仲の良いお友達に囲まれて、毎日楽しそうに小学校に通っています。とくにレナちゃんをはじめとした5人グループはいつも行動を共にするほど仲が良いようです。そんな子どもたちの勢いに背中を押されるように、保護者同士も仲を深めていました。私もレナちゃんのママ、カナコさんと会えば他愛のない話をする関係になりました。
私たち母親も5人でトークグループを作り、学校のことで相談しあったり、みんなで飲みに行ったりするようになりました。小学校生活も残り1年ちょっと。このまま楽しく過ごしていってくれればなと思っています。グループの中でもサクラはレナちゃんととても仲が良く、明日はレナちゃんがわが家に泊まりにくることになっていました。「早く明日にならないかな～」とウキウキのサクラを見ていると、私まで嬉しくなります。
「明日の夕飯どうする？ レナちゃんって何が好きかな？」「レナはオムライスが好きって言ってた！ あと唐揚げ！」「じゃあ明日はオムライスと唐揚げにしようか」「やったー！」サクラとそんな会話をしたあと、私は近所のスーパーへ買い物に出かけました。
明日はオムライスと唐揚げを作って、あとはサラダとスープでいいかな……。そんなふうに頭の中でメニューを思い浮かべながら買い物をしていると、私はナツミさんとばったり会いました。ナツミさんはサクラの仲良し５人グループの1人、ヒカリちゃんのお母さんです。「あ～こんにちは～。買い物？」声をかけるとナツミさんは言いました。「うん。明日の夜の分も作り置きしておこうって思って。アミさん、明日残念だったねー」
え？ 残念？ 私はなんのことか分からず、ナツミさんに聞き返します。
ナツミさんは笑顔で話を続けます。「また今度都合があったときに、5人で飲みに行こうね」また今度？ 5人で飲みに？ 飲み会に私が参加できないかのような言い方をされましたが、誘われてもいないのでワケがわかりません。「え……っと、ごめんね。なんのこと？？」「え？ 何って……。明日、いつものメンバーで飲み会があるじゃない？ でもアミさんは予定があるから来られないって、カナコさんが……。今回はカナコさんが幹事なんだけれど……。もしかしてアミさん、聞いてない？」
私たちの間に気まずい空気が流れました。子ども同士はとても仲が良く、誰かを仲間外れにしたりなどまったくありません。いい友達に恵まれた。そう思って安心していたのに、まさかカナコさんが私をのけ者にして飲み会を開くなんて……。いや、別に私抜きで飲み会を開いても構いません。今回はわざわざレナちゃんをわが家に預けながら、私は用事があると他のママたちに嘘をついて開催しようとしているところが問題なのです。こんなことをする人だとは思ってもいませんでした。私はこの件をカナコさんに問いただすべきでしょうか。それともこのまま、何も知らないふりをしてレナちゃんをお預かりするべきなのでしょうか……。迷いながらも、お泊まり会を楽しみにしているサクラの笑顔が脳裏によぎるのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・井伊テレ子