赤ちゃんに子守唄を……でも全然メロディが出てこない!そんなときは?
新生児を抱いて退院して、自宅での生活が始まります。数日たって少しペースがつかめてきた頃、誰もいない昼間のリビング。腕の中には眠たそうな新生児。
さあ、こんなとき! 母親は子守唄を、歌うんじゃなかったっけ!?
子守唄を知らなさすぎた自分
えーっと……子守唄、全然出てきません。仕方がないので胎教のために買って一度しか聞かなかったモーツァルトのCDを引っ張り出してきてかけてみました。でもこれは子守唄とは言わないなあ。
実家の母に「赤ちゃんに歌いかける、優しくて気持ちが明るくなるような歌知らない?」と聞くと『ゆりかごのうた』と返事が。さっそく歌詞を調べて、歌うとなかなかいい感じでした。
そういえば他のママたちは、何を歌っているんでしょう?(筆者調べ)
歌う派
『さあ歌おうってときに、子守唄を知らない自分に愕然として、仕方が無いから『ゆうやけこやけ』とかかな』
『「あめふりくまのこ」を歌ったら子どもが笑ったので、そのまま歌い続けて、6才になった今でも歌うとあくびをして寝る』
歌わない派
『子守唄とか、全く知らないからムリ』
『っていうか、音痴の私の歌で、子どもを音痴にしたくないから歌わない』
『ジブリのオルゴールとかかけてる』
『静寂がいいような気がする』
自信がないなら……
歌わない派に、「音痴をうつしたくない」という意見がありました。
音痴のお母さんの歌を一日中聞き続けた子は、音痴になる可能性は少なくないのかもしれません。ただ日常生活の中で、うたのおねえさんの歌や、テレビなどから正確な音程の音楽も耳にするでしょうから、そこまで気にしなくてもよいのではないでしょうか。
歌に自信のない方は、オルゴールや子守唄のCDを小さい音量でかけ、それに合わせて歌うと、音程にとらわれず優しい気持ちで歌えますよ。
そもそも子守唄は「音楽教育」ではなく「情操教育」。お母さんが優しく歌いかけてくれた記憶、それは赤ちゃんの脳には確実に刻まれていますよ。
文・yuki イラスト・天城 ヨリ子