<お母さんが2人>暴走する娘。舞い上がってた私。非常識だと思われ?【第7話まんが:元妻の気持ち】
前回からの続き。これは数年前のお話です。私(キミカ)は、20歳のとき地元の同級生(タカユキ)と結婚。授かり婚でした。ただ娘(マナ)が4歳のときに、地元の男友だちと浮気をしてしまい、離婚します。その後、すぐに浮気相手と再婚しましたが、相手に浮気をされてすぐ離婚。数年後に別の男性と結婚して2児(現在、小5の女子と小2の男子)をもうけるも、またもや相手の浮気で離婚し、今はシングルマザーとして生活しています。元夫のタカユキは娘が10歳のときに再婚したと聞きました。タカユキと離婚してからマナとは一度も会っていませんでした。しかしマナが大人になってから思いきって連絡を取ると、会ってくれることに。その後、何度も定期的に会い、ついには結婚式に呼んでくれると聞いて舞い上がってしまいました。
やがてマナは、「結婚したらキミカさんの住むB市に住みたい」と言いだします。嬉しい反面、元夫やユウさんの気持ちを考えると複雑な気持ちになりした。果たしてこのままでいいのでしょうか……。私はマナからの話しか聞けていませんが、その先にある感情に初めて思い至りました。
意地になるマナの姿は、周囲の意見を聞かず自分の気持ちだけを押しとおしていた、かつての私の姿のようでした。そして私はずいぶんと舞い上がっていた自分に気づいたのです。
結婚式に参加するつもりでいましたが、マナや元夫たちの優しさに甘えていた自分に気づきました。その甘えを非常識だと言う人もいるでしょう。たとえマナが結婚式の主役でも、その場にいる人たちがそれぞれの思いを持って心からマナを祝福したいはずです。私がいることは、結果的に娘の結婚式を台なしにしてしまうかもしれない。マナにもそう伝えました。自分で気づくことができてよかったです。
マナが結婚式に呼んでくれたり、近くに住むと言ってくれたり、心の底から嬉しかったです。でも自分の立場をわきまえて動かないと、元夫やユウさんはもちろん、ふたたびマナに迷惑をかけてしまう気がしました。マナを立派に育ててくれたうえ、再会させてくれた元夫とユウさんに感謝の気持ちでいっぱいです。いまの幸せをもう失いたくはありません。過去の行いを反省し、娘とは程よい距離感で付き合っていけたらと思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子