大自然の中でアクティビティを満喫「星野リゾート リゾナーレ那須」子連れ旅
前回からの続き。仕事や家事、育児に追われる慌ただしい日常のなかでは、なかなか家族でゆっくりとした時間を過ごすのが難しいところでしょう。そこで今回は家族で大自然に触れ合い癒される「星野リゾート リゾナーレ那須」をご紹介。後編ではリゾナーレ那須で楽しめるアクティビティについて紹介していきます。
新鮮な野菜をたっぷり使ったビュッフェ
朝7時、「SHAKI SHAKI」で、朝食ビュッフェをいただくことに。
こちらのレストランでは色鮮やかな野菜が丸ごと飾られていて、食欲アップ! 地域の新鮮な野菜をふんだんに使ったサラダは、野菜のみずみずしさや甘味を感じられるものばかりです。
パンの種類も豊富でデニッシュ系のパンからクロワッサン、食パンなどがズラリと並んでいました。子どもたちは、おいしすぎて全種類のパンを食べていました(笑)。
洋食のほかにも鮭の塩焼き、明太子、筑前煮、冷ややっこなど和食メニューも充実。子どもから大人まで、朝から大満足の食事を楽しめます。
朝食ビュッフェのなかでも注目なのが「森林ノ牛乳」。那須の「森林ノ牧場」で育ったジャージー牛から絞った牛乳で、とっても濃厚です。一口飲んだら甘く豊かな風味の「森林ノ牛乳」のとりこになるかも。牧場をイメージしたディスプレイもおしゃれでした。
アクティビティ施設「POKO POKO」
朝食後は「POKO POKO」へいきました。こちらはさまざまな体験のできるアクティビティ施設で、外観はまるで童話に出てきそうなかわいらしい建物です。施設内には小さな子がママやパパとゆったり過ごせるフリースペースがあり、高さ6.5mのネット遊具やボールプールなどの遊び場も。室内なので旅行の際に雨が降っても、ここで楽しく遊べそうですね!
子どもが遊んでいる間、ママやパパは近くでゆったりくつろげます。
また併設されたBooks & Caféでは本を読んだり、軽食をとったりとゆったりとした時間を過ごせます。
火おこし体験で薪割りにチャレンジ
POKO POKOでは「木こりの火おこし」で薪割りにもチャレンジ! スタッフのお姉さんの指導のもと森でよく燃える杉の葉っぱを探し集めて、割った薪と一緒に火をつけると……。たくさんの葉っぱが炎になる様子に、参加していた子どもたちは「スゴ~イ!」と歓声が!
スタッフが手伝ってくれるので、小さな子どもを連れた家族でも安心して参加できそうです。
朝の森さんぽ
朝9時からは森へのおさんぽへ。出発地点に停まっていた「POKO POKOトラック」から無料の虫取り網や虫かごを借りて森のさんぽに出発です!
森の中を散策していると松ぼっくり、どんぐり、栗などがたくさん落ちていて、子どもたちは興味津々。なかでも珍しいキノコをみつけると「ほら見て。これはなんのキノコ?」「これは毒キノコらしい」と自分たちで調べていました。普段都会ではできない体験をして、子どもたちの好奇心が刺激されているようです。
「朝の森さんぽ」に参加した子の中には、カゴいっぱいにカエルを捕まえている子も……! とっても楽しそうだけど、ママたちは苦笑いでした。
アグリガーデンでファーマーズレッスン
朝の森さんぽの後は、アグリガーデンで子どもたちと農作業体験をすることに。天候や時期によって内容が変わりますが、ここでは野菜やハーブの種まき、畝(うね)や肥料づくりなどの下準備、実った野菜の収穫など、農作業を体験できます。普段スーパーで売られている野菜がどんなふうに畑で育っているのか、子どもたちが見られるいいチャンス! 野菜好きな子はもちろん。「野菜が苦手!」という子も、ここに来たら野菜が好きになるかもしれません。
長靴や軍手も借りることができるため、手ぶらで農作業を体験できます。
私たちが訪れた日は、秋冬の野菜の手入れをしました。まずはラディッシュの間引き。ラディッシュ同士の間隔が狭いと実が大きくならないため、間引きを行って間隔を確保するのだそうです。なんだかもったいない気がしてしまいますが、思い切って間引くことに。
野菜の収穫中に、子どもたちと夫がなんだかコソコソ。そっと様子をみていると、なんとそこには……! 畑でみつけたカエルを捕まえて、家で飼おうと作戦を立てていました(笑)。
続いて子どもたちと唐辛子の収穫を体験することに。
食べごろの唐辛子を選び、ハサミでパチンと切ります。
みずみずしくておいしそうな唐辛子を収穫することができました! 野菜は持ち帰ることができます。
ちなみにこちらは帰宅後、収穫した唐辛子で作った炒め物です。子どもたちも自分たちで収穫した野菜を食べ、「おいしい~!」と嬉しそうにしていました。
本格的! 石窯でピッツァづくり
ほかにもアクティビティ施設「POKO POKO」ではピッツァづくりにも挑戦できます。あらかじめ用意されたピッツァ生地を伸ばして、土台づくりから。
生地を広げたらトマトソースを塗り、野菜ボックスから好きな野菜をトッピング。
「どんな並べ方をしようかなぁ」と悩みながらも、子どもたちはピッツァづくりに夢中でした。
トッピングしたピッツァは500度の石窯で焼かれます。焼きあがったピッツァは外がカリッと、中は熱々。あたりに香ばしくていい香りが漂ってきました。
焼きたてピッツァはBooks & Café内やラウンジ、森の中の好きな場所でもいただけます。熱々のチーズがとけて「おいしいー!」と子どもたちも大喜び。
こちらは那須町にある牧場「森林ノ牧場」の「ジャージー牛」の牛乳から作られた濃厚なミルクジャムを使用した商品「牧場を救うミルクジャムフラッペ」。コロナ禍で生まれた商品で牛乳のフードロスを防ぐために、搾乳した牛乳はより長期保存が可能な「ミルクジャム」に加工されています。そのミルクジャムを贅沢に使ったフラッペは、紅茶とミルクが絶妙にマッチして最高! トッピングのホイップクリームの上にはミルクジャムを加え、さらに牛型のクッキーとローズマリーを添えることで牧場をイメージしています。見た目にも可愛いフラッペで「食べるのがもったいない!」といいつつも、おいしくいただきました(笑)。
豊かな那須の大自然 季節の移り変わりを楽しめるリゾート
「リゾナーレ那須」周辺には那須サファリパークや那須ワールドモンキーパークなどの観光スポットがあるので、立ち寄ってみるのもいいかもしれませんね。
私たち家族が「リゾナーレ那須」に訪れたのは秋の初旬でしたが、本格的に紅葉の季節が始まれば彩り豊かな那須の大自然がより楽しめそう。また秋から冬、冬から春にかけて、季節の移り変わりも見どころです。都心からのアクセスもよく、大自然に癒され、農業体験もできて大満足の旅でした。機会があったらおじいちゃん、おばあちゃんたちも誘って3世帯で出かけてみるのもよさそうです。
文・馬渡由香子 編集・ここのえ
取材協力:星野リゾート リゾナーレ那須