<夫のキュウリ……>味噌マヨネーズVS浅漬け?「味の違い、お分かり?」生産者に感謝【後編まんが】
前回からの続き。私は現在、夫と5才の息子のマサトと3人で暮らしています。ある日、マサトから「きゅうりのお漬物が食べたい」とリクエストがありました。冷蔵庫には、2日前に夫が職場からもらってきたきゅうりしか残っていません。念のため夫に使っていいか確認をとろうとしましたが返信がなかったため、そのまま浅漬けに使わせてもらいました。すると夫は「こだわりの野菜を漬物にするなんてもったいない!」と怒り出し、さらには私の実家の野菜までディスりはじめて……?
「一昨日のバンバンジーのきゅうりはね、ウチの実家のきゅうりよ」
浅漬け・味噌マヨネーズ・野菜スティック・バンバンジー調理は様々。さらに今回いただいたきゅうり・ウチの実家のきゅうり・スーパーのきゅうり。生産者や産地ごとに違いもあるでしょう。「違いがわかる」と夫がいうのであれば、私にも教えてほしいものです。
「で、違いお分かり?」私は夫を詰めます。その大層偉そうなことを言っていた舌は、さぞかし繊細なんでしょうね、と。
「……どっちも同じって言ったけど、どっちもおいしいでしょ?」
きゅうりを勝手に使った点は私が悪かったと思います。でも、自分の思い通りにならなかったと言って、子どもに気を使わせるほど不機嫌になったり、ウチの実家を下げるような発言をするのは見過ごせません。そんなに言うなら発言に責任を持って「味の違い」を提示してほしいです。それもできないなら言いすぎたことを反省してもらいたい。「味の違いも分からん人が、偉そうに語らないで!!」
「ご、ごめん……」二度と野菜に対して偉そうなことが言えないように、しっかりと伝えました。
それから夫は、ウチの実家から野菜が届くことを「当たり前」に思わず、「ありがたいな」と言いながら食べてくれるようになりました。生産工程だけで野菜の価値が決まるわけではありません。作物を育ててくれた人に感謝をして、残さずありがたくいただくことが食べる側の礼儀だと、再認識できて良かったと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・今淵凛