<妊娠って恥ずかしい?>思春期の心に寄り添う決意。伝えたい「命の誕生」の素晴らしさ【後編まんが】
前回からの続き。最近の話です。私は30代後半のリサです。同い年の夫フミヤと中学1年生の息子ハルトと3人で暮らしています。ある日13年ぶりの妊娠がわかりました。まさか自然妊娠するとは思わず、夫のフミヤと大喜びしました。赤ちゃんの心拍確認ができたので息子のハルトにも妊娠したことを伝えたところ「気持ち悪い」と言われてしまいます。反抗期とはいえ息子の言葉にショックを受けた私は、妊娠自体を喜べなくなっていました。夫のフミヤが私のいない場所でハルトと「男同士の話し合い」をしてくれましたが……。
「ハルトは性行為はいやらしいものというか、恥ずかしいものだって思ってたみたいでさ」
「男同士の話し合い」の内容は、前に聞いた友人ユリとユリのお母さんの性教育のお話と通じていました。夫のフミヤは「今のハルトに必要なフォロー」をもう分かっていたのです。「ありがとう……」夫への感謝とともに、自分の至らなさも浮き彫りになったと思います。「私が、もう少し早く性教育できてたら……」
「でもまだ葛藤はきっとあるよね。私、しっかりハルトの気持ちと向き合っていきたいと思う」
後日、私はあらためてハルトと話しました。「ハルト、この前はごめんね。急に妊娠なんて聞いてびっくりしたよね」
「俺、いきなり言われてびっくりしただけだから」そういうとハルトは……。
「……弟か妹ができるの楽しみにしてるから」
聞こえないくらい小さな声でそう言うと、ハルトは自分の部屋に戻っていきました。でも私には、その後ろ姿が少したくましく見えたのです。これからも息子の思春期の心にきちんと寄り添いながら、親としてもしっかり成長していきたいと思います。まずは、出産を乗り越えたいです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・くまなかこ 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
【つぎ】の記事:<娘、中学の部活で20万の楽器?>楽器の値段にビックリ!がんばる娘を応援する両親【第1話まんが】