<反抗期!母のココロ壊れる……>息子を直視できず「怖い……」ココロと体が限界です【第7話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はユミコ。1人息子のショウゴと夫(アキオ)と生活しています。思春期を迎えたショウゴの反抗に日々頭を悩ませていますが、夫は「年頃の男子なんてそんなもんだ」と取り合ってくれません。ある日いつものように反抗的な態度をとるショウゴとの関係が切れてしまった私は、家事を投げ出し荷物をまとめ、数日帰らないつもりで家を出ました。夫と相談し今は離れて暮らしていますが、荷物を取りに帰った自宅でショウゴとばったり出くわしてしまいました……。
ショウゴの顔を見るやいなや、吐いてしまうとは……。ここ最近の私のメンタルはずいぶんと落ち着いていたため、大丈夫かと思っていましたが、心の傷は想像以上に深かったのです。まるでこの家を出たときのように鼓動が早くなりました。数か月経った今も、心や体がショウゴを受け付けていないことがわかり、驚きました。
(怖い……怖い……怖い……!)自分の息子が直視できないなんて異常だ……。正直今は声も聞きたくない。一体いつになったらこの症状がなくなるのでしょう。
私は公園のベンチに座り込みました。砂場で遊ぶ親子やシャボン玉で遊ぶ親子を眺めながら、ショウゴの幼い頃と面影を重ねます。(ああ……ショウゴにもこんな頃があったな……。まっすぐな目で見つめ、微笑んでくれたっけ。いつだって私を必要としてくれていた)さらに涙が出てきます。
どこで子育てを間違ったんだろう……10年前、こんな状況になるとは思いもしなかったな。これから先ショウゴには不幸になって欲しくない、幸せになって欲しいのですが……私にはショウゴとどう関わっていいのかわからなくなっていました。
「子育てに正解なんてない」とはよく言ったものです。しかし、私は完全に「間違えてしまった」。言っていいこと、悪いことの区別がつかない人間に育ててしまったのは、すべて私の責任です。そう思った私はショウゴに伝えたい最後の言葉をメッセージとして送りました。自分を愛してくれるはずの母親が自分に恐怖を抱いているなんて、ショウゴにとっては残酷な事実だと思います。私にはきっと子育てが向いていなかったのでしょう。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・煮たまご 作画・りますけ 編集・井伊テレ子