<見た目イジり娘>「短い髪は可愛くない!」自慢の長い髪をアピールしたがる小5の娘【第1話まんが】
数年前の話です。私には小学5年生の娘ヒロミがいます。ヒロミはまっすぐ伸ばしている自分の長い黒髪がお気に入りです。ただ最近は他人の髪まで気にしすぎているように思えてなりません。私のくせ毛に対しても、ちょっと見下している気配を感じるのです。
身だしなみに気をつかう年頃になったのかと、成長をうれしく思う気持ちもあります。ですが……
テレビの女優さんのきれいさを褒めても「髪は私の方が長いよ」。道行く人を見て「髪が短いのはちょっと残念」。そんなふうに言うヒロミの姿に、私は毎回驚いてしまいます。
「人の外見をそんなふうに言ってはいけないよ」「自分のことを自慢しすぎてはダメだよ」とは都度伝えているのですが、どうにも響いているとは思えません。長い髪のせいでこうなってしまっているのなら、髪型を変えさせたほうがいいのでしょうか。だからといって、私が「もっと短くしなさい」とヒロミの髪型を無理やり決めるのも違う気がします。ヤキモキしていると事件は起こりました。平日の朝、久しぶりに私が登校班の付き添い当番にあたったときのことです。
娘と一緒に登校すると、友達のナオちゃんに出会います。「おはよう」のあいさつをした娘は、早々に……。
「寝ぐせをなおすのに時間がかかっちゃって遅刻するかと思った」「ナオちゃんは短くていいよね」……そんな自虐風の自慢を始めたのです!
ナオちゃんは「大変だね」とさらっと返してくれていますが、ヒロミはその言葉を間に受けて「ほんとたいへーん」と言っています。私には娘がナオちゃんにマウントをかけているようにしか見えません。
注意しないと……そう思ったタイミングで、ナオちゃんが「今日のテストってなんだっけ?」と話を変えました。
「長い髪のたいへんさアピール」をもっとしたかったのか、ヒロミはややつまらなそうな顔をしています。
もしかしたら、ナオちゃんはあえて話題をそらしたのかもしれません。
さすがにヒロミもそれ以上髪の話はしませんでしたが、もしかしてヒロミの長い髪アピールは日常茶飯事なのでしょうか。これじゃみんなに嫌われちゃう……。その場では注意のタイミングを逃しましたが、帰ってからきちんと注意しないといけないなと思ったのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・編集部 作画・りますけ 編集・井伊テレ子