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来場者2.8万人超!日本最大級ママイベント「マタニティ&ベビーフェスタ」レポート

大型連休の幕開けとなった4月29日、30日、パシフィコ横浜で日本最大級のママイベント「マタニティ&ベビーフェスタ2023」が開催されました。あいにくの天候にもかかわらず、多くの親子連れで賑わいました。

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体験イベントや著名人を招いたステージは大盛況

「自分たちらしい出産と育児を見つけるための体験型イベント」がコンセプトの今回のイベント。芸能人によるトークショーも開催されました。
29日にはタレントのryuchellさん・pecoさんが登壇し、おふたりの考える新しい家族の形について語りました。30日には4児のパパでもある杉浦太陽さんが、来場者の「悩みや不安に答えてくれる「公開相談会」を実施。いずれも大盛況でした。
また誰もが参加できる体験イベントも充実。インストラクターの指導のもとヨガ教室に参加したり、お子さんの手形をつかった「手形アート」に「おひるねアート」、「あかちゃんペイント撮影会」など、参加者が思い思いに楽しむ姿が見られました。

ママスタセレクトがママ・パパたちの本音を代弁

29日にはママスタセレクトもトークショーを実施しました。編集長の北川麻耶と参議院議員・山田太郎氏による対談です。トークショーのタイトルはずばり「いつになったら子育て施策やるんですか?」。ママスタセレクトに寄せられたアンケートをもとに「手当・補助の拡充」「職場復帰・キャリア支援」「妊娠~育児期間のサポート」の3つの柱を立て、北川編集長が山田議員に意見を聞きました。
山田議員からは「所得制限の撤廃と支給期間を高校卒業まで延長する」ことや「多子世帯向けの増額、引き上げ幅は4月以降に検討する」こと、「すべての妊産婦、子育て世帯、子どもへ一体的に相談支援を行う機関『こども家庭センター』を全国の市区町村に設置するための法律ができ、令和6年に施行される」ことなど、具体的な話が出されました。

トークショーの終盤では、会場にいたママ・パパからも山田議員への質問が寄せられました。
最初に発言をしてくれたパパからは、

『実社会では育休を取ることで給与が減るという人もいます。にもかかわらず育児給付金や手当が振り込まれるのに時間がかかっています。政府にはもっとスピード感をもってやってほしいです』

との意見があがりました。それに対し山田氏からは、

『現在のシステムでは申請資格の確認、本人確認などのプロセスに時間がかかっています。マイナンバーカードによる公金口座との紐づけをすることで、給付金の対象者が申請をせずとも自動的に給付金が振り込まれるようなシステム作りの検討を開始しました』

との回答がありました。さらに、もう一人のママからは、

『首都圏と地方での教育差を感じます。地方でも首都圏でも同じ教育が受けられるようにできないでしょうか』

といった質問が寄せられました。それに対し山田氏は

『本来は教育指導要領がベースにあり、どの地域でも同じ教育が受けられるはずですが、実際には先生の力量や集う子どもたちの環境によって差があることも確かです。ネット環境も充実してきたので、今後は教えるのが上手な先生がどこからでも教えられる環境が作られていくはずです。また実際に学校で指導にあたる教員は、個々の子どもたちに合わせた学習内容を提案していく、いわばファシリテーター的な役割を担っていくようになるのではないかと考えています』

と期待を寄せました。
さらに山田議員はその場にいたママ・パパたちに「何がどうダメなのか。どこに改革が必要なのかを具体的に教えてほしい」と呼びかけました。私たち子育てをする当事者たちが、積極的に声をあげていく必要があることも気づかされたひとときとなりました。
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来場者プレゼントのお土産も充実

来場者には数に限りがあるものの、さまざまなプレゼントが用意されていました。特に「スタジオ撮影で使える割引チケット」「粉ミルクのサンプルスティック」「除菌シート」などが喜ばれたようです。
さらに会場内の企業ブースを回って集めるスタンプラリーも好評で、スタンプを集めると「産前産後のケアホテル利用券」や「バウンサー」「ベビーサークル」等々、豪華なプレゼントがもらえるとあって、多くの家族連れが熱心に参加していました。
興味・関心のある企業をまわっては試食や試飲のコーナーを楽しむ人、配布されるノベルティグッズをお土産にする人など、心も体も満足の一日を過ごせた人も多かったようです。

これからもママスタセレクトは子育て世代を全力応援!

今回のイベントでは「ママスタセレクト」の特性であるオンラインと「マタニティ&ベビーフェスタ」のオフラインのコラボが実現しました。これからもママスタセレクトは「子育て世代を全力応援」しつつ、このようなイベントにも積極的に参加していきます。今後もご期待ください。

文・編集部