<帰省中に同窓会に行く旦那>【前編】ママと子どもを義実家に残して、旦那だけ同窓会に行くなんてアリ?
義実家にいると、気をつかうママもいるのではないでしょうか。そんなとき義父母とママの間を取りもつのは旦那さん、というご家庭もあるかもしれません。しかし頼みの綱である投稿者さんの旦那さんは、帰省中に同窓会に行きたいと言っているようで……。
『義実家は新幹線移動が必要なほど遠方にあります。旦那が高校の同窓会に出る間、私と子どもは義実家に置いて行かれます。「私と子どもは義実家へ行かない」と言ったら、旦那と義両親に反対されました。旦那に一人で先に義実家へ行ってもらい、私たちは後日、日帰りで合流するという案も却下。旦那は家族みんなでないと意味がないと言っています』
旦那さんの意見に困惑する投稿者さんは、妥協案を探っているようです。義実家が遠方だと、泊まりがけの帰省になりそう。いくら祖父母と孫の関係とはいえ、間に立つママが気の休まる暇はないかもしれません。そんなとき頼りの旦那さんに「同窓会へ行く」と言われた投稿者さんのモヤモヤは、最高潮に達してしまったようです。
うちの旦那も気がきかない!
投稿者さんの旦那さんと同じように「うちの旦那も気がきかないから、投稿者さんの気持ちがよくわかる」というママたちがいました。
『うちの旦那もそういうときがあった。私が振り回されるのに、あなたはクッション役にもならずに同窓会でしょ? 楽しみたいならひとりで行きなさい、私を巻き込まないでと言った』
『お盆や年末年始には、いつもこれでイヤな口ゲンカしちゃう。旦那と義実家だけが優先される。うちの実家に行くときは日帰りなのに』
嫁の立場でみんなが気持ちよく過ごせるよう、一生懸命に気をつかっていると話すママたち。ママの努力を旦那さんに理解してもらえないとき、ママは憤りを感じてしまいそうです。
ママの苦労知らずで空気が読めない旦那たち
義実家にママと子どもを置いて、同窓会で旧友とお酒を楽しもうとする投稿者さんの旦那さん。
義実家で気をつかって過ごしているのに!
『不安なのと言ったら「俺の親がいるから大丈夫だよ。自分の家だと思って、気をつかわなきゃいいんだよ。みんな大歓迎だから」って言われたわ』
『義実家に行って、その日の夜に突然「友だちに誘われたから行ってくるわ」って。もう10年以上前だけど、いまだに根にもっています。一生許しません』
旦那さんからは「俺の実家にいるのだから、別にいいだろう?」という傲慢な思いが見え隠れします。旦那さんには義実家で、気をつかいながら過ごしているママの気持ちも理解して欲しいものです。
旦那さん自身が気をつかえないタイプなのかも?
しかしなかにはこういう旦那さんに限って、実は旦那さん自身が気をつかわないタイプなのでは? との見解もありました。
『ママの実家で気をつかわないで過ごせる旦那さんは、旦那さん自身の両親が気づかってくれているのに気づかずに「俺はママの両親ともうまくやれている」って思い込んで寛いでいるから大丈夫よ』
なかなかのアッパレな図々しさ。逆にこんなタイプの旦那さんを、ママも見習って義実家で過ごしてみるのはいかがでしょうか。ママも気をつかい過ぎて考え込まずに、「私だって義両親とうまくやっている」と前向きな気持ちをもつのもいいかもしれません。
旦那にはハッキリNOと言ったよ
投稿者さんがヘタに妥協してしまえば、投稿者さんの旦那さんを図に乗らせるだけだとママたちは思うようです。
『私も昔そうされたから「私と子どもを置いて行かないで」って言ったら行かなくなった。同窓会に行くときは、私と子どもは後から合流。私の実家ならまだしも、やることがないし居場所もない。しかも旦那がいないときにかぎって、イヤなことを言われるし』
『ここでガマンして言いなりになれば、この先もずっと不満が出てくると思う。いい嫁キャンペーンも大切だけれど、やりすぎると自分で自分の首を絞めることになるよ。ヘタな言い訳を考えずに「家族が揃った時点で伺います」って言って、投稿者さんの主張を通していいと思う』
「家族は一緒に帰省するべき」と考えている投稿者さんの旦那さん。しかし旦那さんが「同窓会に参加する」と言った時点で、家族みんなで楽しもうとしていないのでは? とママたちは口をそろえます。たしかに旦那さんと義両親の意向に従ったら、この先も同窓会があるたびに投稿者さんは同じようにモヤモヤしてしまいそうです。投稿者さんは旦那さんに、ハッキリ「あなたが同窓会に行くのなら私は帰省しない」と言ってしまってもいいのかもしれません。
義実家はママにとって慣れない環境。一番頼りになるのは旦那さんではないでしょうか。義両親に聞くには気が引けることも、旦那さんであれば気軽に助けを求められたり、ママと義両親の間でうまく立ち回れるのも旦那さんなのです。旦那さんには同窓会を楽しんでもらいたい思いは、投稿者さんにだってあるでしょう。しかし旧友のと時間を優先するだけではなく、家族を守る時間も大切にして欲しいですね。
文・岡さきの 編集・藤まゆ花 イラスト・くずり