<ズレた会話に疲れる>【前編】質問にシンプルに答えない人っていませんか?返しが謎で毎回困ります
何気ない雑談のなかで相手と話が噛み合わず、会話の行き先を見失う……という経験はありませんか? ママスタコミュニティでは、ちぐはぐな会話をめぐって大勢のママたちの興味をひきつけたこんなトピックがあがりました。
『質問にシンプルに答えない人ってどうしてなのかな? たとえば「歳とともに物忘れが増える」という話題で、
A:「そうかなぁ? 私はそんなことないけど」
B:「じゃあ、たとえば3日前の夕飯、すぐ思い出せる?」
A:「私、夕飯は食べないし!」
Aの最後の返しが謎。「私、夕飯は食べないけど3日前の朝食なら覚えてる」とかなら分かるんだけど』
Aさんのような返答に投稿者さんは「???」となってしまうようですね。そんな疑問や不満に思い当たる節があるのか、ママたちからは興味深い見解が続々と届きました。
ズレた返しに疲労感。投稿者さん擁護派の声
投稿者さんのようにママたちが雑談のなかでモヤっとする瞬間は、実際よくあることのようで……。まずは投稿者さんの意見に共感を覚え、さまざまな角度からAさんを分析したコメントをどうぞ。
まず論点を押さえていない!
『同感! 話の本質を理解しない人っている。心の中で「そこじゃないでしょーが!」って疲れるよね』
『物忘れの話をしてるんだから「夕飯は食べないけど、3日くらい前のことなら大丈夫」とかの返答が常識的。たとえ話で出された夕飯の話なのに、メインの話題自体すり替えちゃうのが謎よね』
ずばり、投稿者さんが言いたいのはこのことでしょう。物忘れについての話題のさなか、それに絡めて「たとえば」と尋ねたのに、Aさんからは物忘れに関しては一切触れられない返しをされ、「そこじゃない!」と突っ込みたい気持ち……。話題に沿っておしゃべりを進めたい人にとっては、結局3日くらい前のことは覚えているのか? が気になるところですよね。会話のキャッチボールが成立しないと、疲労感に襲われるママもいるようです。
相手に寄り添う気持ちは……?
『話の腰をボキボキ折らなくてもいいじゃんね。私なら「分かる、忘れちゃうね」と話を合わせるな』
『ほんと。「物忘れするね~」って同調しておけばいいのにね』
Aさんの反応を残念がったり批判的に見たりして、相手に同調する返答をすればいいのに、とつぶやくママも。たしかに肯定的な受け答えから、好ましい人付き合いが生まれることはよくあることではないでしょうか。話の流れをぶった切るような返答では、相手は不満や悲しい思いを抱くかもしれませんね。
Aさんは負けず嫌いタイプ?
『Aは負けず嫌いだったり、あまのじゃくだったりしそう』
『あるある! 「そういうことじゃねーんだ!」っていう返し。プライドが高いのか、自分の非を認めたくないのか……。疲れるよね』
肯定的な反応が歓迎されがちな雑談においては、Aさんは曲者かも? との推測も飛び出します。反射的に相手を否定してみたり、自分の意見を主張せずにいられなかったり……話し相手としてなかなか厄介なタイプ、皆さんの身近にもいるかもしれませんね。和やかなおしゃべりの時間を持ちたい人にとっては、期待外れな受け答えにがっかりするばかり、という結果になりそうです。
案外Bさんも厄介?Aさん擁護派の声
続いては反対に、Aさんの気持ちが理解できるというママたちの意見。ママたちが考えるに、先ほどまでは手強い認定されたAさんも、多分に弁解の余地があるようです。
食い下がるBも、なかなか?
『物忘れしないと言う相手に「たとえば」と食い下がるBは正直面倒だと思う。Bさんも察してあげなさいな(笑)』
『「そんなことない」と言う相手に「たとえば」と聞いたところで話は広がらない。「好きな音楽あるよね?」→「私はない」→「じゃあ○○の曲は?」→「私○○聴かないし!」みたいな(笑)』
なるほど、AさんはBさんの食い下がり具合にウンザリして、返答がおざなりになった可能性も十分あり得えそうですね。
そして会話自体にとどまらず、Aさんが抱くBさんへの感情にも想像をふくらませるママもいて……?
『もしかしたら元々AはBを良く思ってなくて、まともに返事しないのかも?』
悲しい推測ではありますが、すべてがうまく運ぶわけではない人間関係。その可能性が全くないとは言い切れませんね……。
まるでBさんの「共感してほしい」本音が透けて見えるよう
『Bからは「空気読んで」っていう圧を感じる。内心共感できなくても、同調が求められがち。窮屈よね』
『私個人としては会話で空気を読んだり同調したりが苦手で、Aさんみたいな人の方が付き合いやすい』
これまた鋭い指摘ですね。場の空気を損ねないよう、同調を前提とするコミュニケーションは大切かもしれませんが……空気や相手を慮るばかりで感じる息苦しさ、身に覚えのあるママも少なくないかもしれません。やり過ぎ禁物という側面がありそうですね!
以上、投稿者さん擁護派とAさん擁護派、それぞれの声をご紹介しました。会話のテーマや場の空気に合う返答をしたいタイプと、自分の気持ちに素直に返答したいタイプの人が存在するのかもしれませんね。あなたはどちらのタイプですか?
文・みちはら宵子 編集・きなこ イラスト・マメ美
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